
写真編集にペンタブって必要なの?
正直、最初はそう思っていました。
ペンタブというと、イラストを描く人の道具というイメージがあります。
でも、LightroomやPhotoshopで毎日たくさんの写真を編集している人にとっては、かなり効果のある仕事道具でした。
この記事は、実際に仕事で1日120〜200枚ほど写真を編集しているカメラマン目線で、Wacomのペンタブを写真編集に使って感じたことをまとめています。
結論から言うと、Lightroomでブラシや削除ツールをよく使う人なら、Wacomのペンタブはかなり買う価値があります。
特に、新品が中古より安いセール価格になっているなら、迷っている人は試していいタイミングだと思います。
マウスもトラックパッドもあるのに、本当にペンタブいる?
そう思ってた。でも使ってみたら、写真を触る量そのものが変わった。
この記事を3行でまとめると
- Lightroomでブラシや削除ツールを使う人なら、ペンタブはかなり効果がある
- 作業が速くなるだけでなく、今まで触らなかった写真まで直すようになる
- iPadで代用しようとしていた人でも、大量編集ならペンタブの方が向いている
購入前チェック:3つ以上当てはまるなら検討していい
- Lightroomをよく使う
- Photoshopで写真を触る
- ブラシ補正を使う
- 削除ツールでゴミ取りをする
- アホ毛や背景の細かい修正をする
- 1日に100枚以上写真を編集する
- トラックパッドでの細かい操作が面倒
- Photoshopを開くのが面倒で修正を後回しにすることがある
- 写真の仕上がりをもう一段上げたい
この中で3つ以上当てはまるなら、ペンタブを使う価値はかなりあると思います。
なぜWacomのペンタブを買ったのか

購入した一番の理由は、価格です。
もともとは9,000円から10,000円前後で販売されている印象があり、中古でも8,000円くらいすることが多い商品でした。
それがAmazonプライムデーで約6,000円。
新品なのに中古より安い。
この価格なら、気になっていた人はかなり買いやすいと思います。
中古より新品が安いなら、もう試す理由になるね。
そう。値段で止まっていた人には、かなり背中を押す価格だと思う。
買う前に迷っていた理由
買う前に迷っていた理由は、大きく2つありました。
- イラストを描かないから、自分には不要かもしれないと思っていた
- iPadがあるから、それで代用できると思っていた
ペンタブは、どうしても「絵を描く人の道具」というイメージがあります。
写真編集だけならマウスやトラックパッドでもできるし、iPadを使えば外でも作業できます。
なので、最初はiPadの方が使い道が広いと思っていました。
ただ、実際に仕事の写真編集で使うと、iPadとペンタブは役割が違いました。
iPadで代用しにくかった理由

iPadは便利です。
外でも使えるし、モニターにもなるし、セルラーモデルなら外出先で調べ物もできます。
少ない枚数を外で即出しするなら、iPadはかなり便利です。
ただ、自宅で大量の写真をレタッチする場合は、少し違いました。
- カーソルが出ない
- アプリを挟むことでワンクッション遅れる
- 大量編集では、その小さな遅れが積み重なる
- 細かいブラシ作業でストレスを感じやすい
1枚、2枚なら気にならない遅れでも、120枚、200枚と編集していくと負担になります。
外で少ない枚数を編集するならiPad。
自宅で大量の写真を効率よく仕上げるならペンタブ。
今はそう考えています。
iPadがあるならペンタブいらない、とは言い切れないんだね。
うん。用途が違う。外ならiPad、家で大量編集ならペンタブが強い。
ペンタブを買って変わったのは「写真」ではなく「自分の行動」だった
ペンタブを使って一番変わったのは、作業スピードだけではありません。
今までなら面倒で触らなかった写真まで、自然とレタッチするようになったこと。
これが一番大きな変化でした。
マウスやトラックパッドだと、細かい修正はどうしても面倒に感じることがあります。
「このくらいなら直さなくていいか」
「Photoshopを開くほどでもないか」
「あとでまとめてやろう」
そう思っていた写真にも、ペンタブだと手が伸びます。
つまり、ペンタブで変わったのは、単に操作速度ではありません。
写真を最後まで仕上げようとする行動が増えました。
結果的に、納品する写真全体のクオリティが上がったと感じています。
作業が速い、だけじゃないんだ。
そう。直す枚数が増える。そこが一番大きい。
Before / After:ペンタブを買う前と後で変わったこと
| 項目 | Before | After |
|---|---|---|
| 細かいレタッチ | 面倒で後回しにしがち | 気になったらすぐ直す |
| Lightroom | 基本補正中心 | ブラシや削除ツールまで積極的に使う |
| Photoshop | 細かい修正で開くことが多い | Lightroomだけで済む作業が増えた |
| トラックパッド | よく使っていた | ほぼ触らなくなった |
| 写真の仕上げ | 必要最低限になりがち | 気になる部分まで仕上げるようになった |
Lightroomだけで完結する作業が増えた
実際に使って一番効果を感じたのは、Lightroomでの作業です。
これまでは、細かい修正をするならPhotoshopを立ち上げることが多くありました。
でも、ペンタブを使うようになってからは、Lightroomだけで済ませる作業が増えました。
特によく使うのは、削除ツールとブラシです。
- アホ毛を消す
- 背景のゴミを消す
- 空だけ少し戻す
- 一部分だけ色や明るさを調整する
- 気になる箇所をピンポイントで直す
こういった作業が、マウスやトラックパッドよりもかなりやりやすくなりました。
感覚としては、Lightroom上でPhotoshopのように細かく触れるようになった感じです。
削除ツールがかなり使いやすくなる

ペンタブを使って特によく使うようになったのが、削除ツールです。
背景の小さなゴミ、肌や服についた気になる点、アホ毛のような細かい部分。
こういう修正は、マウスでもできます。
でも、マウスだと少し面倒です。
ペンタブなら、気になったところをペンでサッと触る感覚で修正できます。
この「サッと触れる」がかなり大きいです。
今までなら見逃していた小さな修正にも、自然と手が伸びるようになりました。
ゴミ取りって、地味に面倒なんだよね。
そう。でもペンタブだと、気づいた瞬間に直せるから後回しにしにくい。
ブラシ補正を使う回数が増えた
削除ツールと同じくらい効果を感じたのが、ブラシ補正です。
Lightroomのブラシは便利ですが、マウスやトラックパッドだと少し面倒に感じることがあります。
ペンタブを使うと、一点だけ明るくしたい、一部分だけ色を変えたい、空だけ少し戻したいといった作業がやりやすくなります。
たとえば、写真全体は良いけれど、一部だけ少し暗い。
そういうときに、ペンでなぞるように補正できるので、細かい調整をする心理的なハードルが下がります。
これも、写真のクオリティに直結する部分だと思います。
Photoshopを開く回数が減った
ペンタブを使うようになってから、Photoshopを開く回数が減りました。
もちろん、複雑な合成やしっかり作り込む作業ではPhotoshopが必要です。
ただ、日常的なレタッチや細かい補正なら、Lightroomだけで完結できる場面が増えました。
これはかなり大きいです。
Photoshopを開くかどうか迷う時間が減り、Lightroom上でそのまま仕上げられる。
写真編集の流れが止まりにくくなりました。
Photoshopを開くほどじゃない修正って、意外と多いよね。
そう。その中間の作業をLightroomで済ませやすくなった。
Lightroomユーザーにとっての一番の価値
Wacomのペンタブを使って感じた一番の価値は、Lightroomの使い方が変わることです。
今までは、Lightroomは全体補正が中心でした。
でもペンタブを使うと、Lightroom上で細かいレタッチまでやりやすくなります。
削除ツール、ブラシ、部分補正。
これらを気軽に使えるようになると、Lightroomだけで仕上げられる写真が増えます。
結果として、Photoshopに送る枚数が減り、編集の流れもシンプルになります。
Lightroomを毎日使う人ほど、この差は大きいと思います。
Wacom Intuos Mediumを写真編集・Lightroom・Photoshop用途で使ってみた後編レビュー。iPad液タブ化との違い、マウス編集との比較、買うべき人・買わなくていい人、写真レタッチで便利だったポイントをカメラマン目線で解説します。
前編では、Amazonセールで「この値段なら買う!」となった Wacom Intuos Medium について、購入前に気になったポイントや、iPadを液タブ化しようとして結局しっくりこなかった話をしました。
今回はその続きです。
実際に写真編集で使うならどうなのか。LightroomやPhotoshopで便利なのか。マウスやトラックパッドと比べて何が変わるのか。そして、カメラマンや写真好きが本当に買う価値あるのか。
結論からいうと、写真編集でブラシ・マスク・肌補正・細かいレタッチをする人なら、かなり満足度が高いアイテムです。
逆に、露出や色温度をスライダーで少し触るくらいなら、なくても困りません。
つまり、Wacom Intuosは「写真編集をする人全員に必要」ではなく、編集の中で“手作業の精度”が必要になってきた人に効く道具です。
ペンタブってイラストの人が使うものじゃないの?
と思うじゃないですか。僕も昔はそう思ってました。でも写真編集こそ、ブラシ作業が増えるとマウスだけではしんどくなるんですよ。
Wacom Intuos Mediumを写真編集で使うと何が変わる?
Wacom Intuos Mediumを使って一番変わるのは、細かい補正作業のストレスが減ることです。
写真編集って、最初はスライダーを動かすだけでも十分楽しいんですよ。
露出を上げる。色温度を整える。コントラストを少し足す。ハイライトを抑える。シャドウを起こす。
ここまではマウスでもトラックパッドでもできます。
ただ、ある程度写真を仕上げるようになると、だんだんこういう作業が増えてきます。
- 顔だけ少し明るくしたい
- 肌の赤みを自然に抑えたい
- 背景だけ少し暗くしたい
- 服のシワやホコリを消したい
- 髪の毛まわりを丁寧に補正したい
- 商品写真の小さなゴミを消したい
- 料理写真の照りや影だけ整えたい
ここから先は、スライダー編集というより “写真に触る編集” になります。
この作業をマウスでやると、どうしても線が硬くなったり、手首に力が入ったり、微妙な調整がしづらくなります。
Wacom Intuosを使うと、ペンでなぞる感覚に近くなるので、ブラシの入り方が自然になります。
マウスで頑張ればよくない?
頑張れるんだけど、頑張ってる時点でちょっと負けてるんですよ。道具で楽できるところは楽した方が、仕上げに集中できます。
iPad液タブ化とWacom Intuos、どっちがいい?
個人的に今回かなり大きかったのが、iPadを液タブ化しようとして、思ったより快適ではなかったことです。
iPadをサブディスプレイ化したり、液タブっぽく使ったりする方法はあります。
Apple Pencilで画面に直接触れるのは、たしかに直感的です。
ただ、実際にPCのPhotoshopやLightroom作業に組み込もうとすると、人によってはこういう違和感が出ます。
- PC画面とiPad画面を行き来するのが面倒
- 作業ウィンドウの配置が崩れる
- カーソル位置や操作感が思った通りにならない
- 結局、iPadの画面を見ながら作業することになる
- PCメインの編集環境と分離してしまう
僕の場合、最終的に「手元を見ないでPC画面を見ながら作業したい」という結論になりました。
そこでWacom Intuosです。
液タブのように画面に直接描くわけではありませんが、PC画面を見たまま、机の上のペンタブで操作できます。
これが写真編集にはかなり相性が良いです。
| 比較 | iPad液タブ化 | Wacom Intuos |
|---|---|---|
| 直感性 | 画面に直接描けるので強い | 慣れは必要 |
| PC編集との相性 | 環境によって少し面倒 | PC画面を見たまま使いやすい |
| Lightroom作業 | 用途による | マスク・ブラシ操作に便利 |
| Photoshop作業 | 直接描く用途なら便利 | レタッチ・選択範囲・ブラシに便利 |
| 机の上の安定感 | スタンドや配置が必要 | 薄く置けて安定しやすい |
| おすすめの人 | 画面に直接描きたい人 | PCメインで写真編集したい人 |
iPad持ってるなら、それでよくない?
お絵描きならiPadはめちゃくちゃ強いです。でもPCのLightroomやPhotoshopで“写真編集の道具”として使うなら、Intuosの方がシンプルに馴染む人は多いと思います。
Wacom Intuos MediumがLightroomで便利な場面
LightroomでWacom Intuos Mediumを使って便利だと感じるのは、主に マスク作業 です。
最近のLightroomはAIマスクがかなり優秀なので、被写体や空、背景を自動選択できます。
ただ、AIマスクだけで完璧に終わることは少ないです。
髪の毛の境界、服の一部、背景との境目、細かい抜け。そういう部分は、最終的にブラシで足したり消したりすることになります。
この時にマウスだと、細かい動きが少し硬い。
ペンタブだと、写真の上を筆でなぞるように調整できるので、補正が自然になります。
Lightroomで特に使いやすい作業
- 人物の顔だけ明るくする
- 肌の赤みを部分的に抑える
- 背景の明るさをなだらかに落とす
- 逆光写真の被写体だけ起こす
- 商品写真の一部だけ質感を整える
- 料理写真の影だけ軽くする
- 建築写真の壁や床のムラを整える
特にポートレート、商品撮影、料理写真、不動産写真あたりをやる人は、ペンタブの恩恵を感じやすいです。
ポートレートなら肌や髪。商品ならホコリや傷。料理なら照りや影。不動産なら壁の明るさや窓まわり。
どれも「全体補正」ではなく「部分補正」が重要なジャンルです。
LightroomのAIマスクだけで十分じゃない?
AIマスクは入口として最高。でも最後の5%は人間の手が必要で、その5%を気持ちよくするのがペンタブです。
Photoshopでは“買ってよかった感”がさらに強い
Photoshopを使う人なら、Wacom Intuosの便利さはさらにわかりやすいです。
なぜならPhotoshopは、Lightroom以上に手作業が多いからです。
- 修復ブラシ
- スポット修復ブラシ
- 覆い焼き・焼き込み
- レイヤーマスク
- 選択範囲の調整
- 切り抜き後の細部調整
- 不要物除去の仕上げ
このあたりの作業は、マウスでもできます。
できますが、ペンの方が自然です。
特にレイヤーマスクを塗る作業は、ペンタブがあるとかなり楽になります。
マウスだと「クリックしてドラッグしている」感覚ですが、ペンだと「塗っている」感覚に近い。
この差は小さいようで、長時間作業するとかなり大きいです。
写真編集は派手な機材に目が行きがちですが、実際にはこういう地味な操作環境が作業効率に効きます。
カメラやレンズじゃなくて、ペンタブ?
そう。撮る道具も大事だけど、納品品質を上げるなら“仕上げる道具”も大事なんですよ。
Mediumサイズを選んでよかった理由
Wacom IntuosにはSmallとMediumがあります。
写真編集用なら、個人的には Medium推し です。
理由は、ブラシのストロークに余裕があるから。
Smallでも使えますが、細かい作業が多い人ほど、作業エリアが狭いと少し窮屈に感じる可能性があります。
特にデュアルモニターや大きめの外部ディスプレイを使っている人は、Mediumの方が操作しやすいはずです。
Smallがおすすめな人
- 机が狭い
- 持ち運びたい
- たまにしか使わない
- ノートPC中心で作業する
- 価格をできるだけ抑えたい
Mediumがおすすめな人
- 写真編集でしっかり使いたい
- Photoshopも使う
- 外部モニターで作業する
- ブラシやマスク作業が多い
- 長く使う前提で買いたい
僕のように写真編集メインで考えるなら、Mediumを選んでおいた方が後悔しにくいです。
もちろん、机の上に常設できるかは大事です。
ペンタブは「毎回出す」になると使わなくなります。
逆に、PCの横に置きっぱなしにできるなら一気に使用頻度が上がります。
買ったのに使わなくなるパターンある?
あります。箱から出すのが面倒な配置だと使わなくなります。ペンタブは“常設できるか”がかなり大事。
有線で使う安心感もある
最近はなんでもワイヤレス化されています。
もちろんBluetoothでスッキリ使えるのは便利です。
ただ、写真編集の作業中に接続が不安定になるのは地味にストレスです。
僕はTourBoxもなんだかんだPCにケーブルを繋ぎっぱなしで使っています。
理由はシンプルで、無線より安定するからです。
Wacom Intuosも、安定性を優先するなら有線で使うのは全然ありです。
ケーブルが1本増えるデメリットはありますが、作業中の安心感はあります。
特に納品前、締切前、集中してレタッチしている時に、接続の不安は減らしたいところです。
ワイヤレスの方がかっこよくない?
かっこよさより納品です。締切前のBluetooth不機嫌タイム、あれだけは避けたい。
Wacom Intuosで写真編集が速くなる人・速くならない人
Wacom Intuosを買えば、誰でも編集が爆速になるわけではありません。
ここは正直に言うと、向き不向きがあります。
向いているのは、写真に対して細かく手を入れる人です。
逆に、プリセットを当てて全体を少し整えるだけなら、劇的な変化は感じにくいです。
| タイプ | おすすめ度 | 理由 |
|---|---|---|
| ポートレートを撮る人 | かなりおすすめ | 肌補正、髪、服の調整で使いやすい |
| 商品撮影をする人 | おすすめ | ホコリや傷の修正、質感調整に便利 |
| 料理写真を撮る人 | おすすめ | 照り、影、皿まわりの補正に使える |
| 不動産写真を撮る人 | おすすめ | 壁、床、窓まわりの部分補正に便利 |
| 旅行写真を軽く編集する人 | なくてもOK | 全体補正中心ならマウスでも十分 |
| プリセットだけで仕上げる人 | 優先度低め | ペンタブを使う場面が少ない |
つまり、Wacom Intuosは「写真を撮る人」よりも、写真を仕上げる人に向いています。
撮影後にどこまで追い込むか。
ここに価値を感じるなら、ペンタブはかなり良い投資になります。
マウス・トラックパッド・ペンタブの違い
写真編集でよく使う入力デバイスを比べると、こんな感じです。
| 入力デバイス | 得意な作業 | 苦手な作業 |
|---|---|---|
| マウス | クリック、メニュー操作、スライダー調整 | 細かいブラシ、自然な線、長時間作業 |
| トラックパッド | 軽い編集、ジェスチャー操作、移動中の作業 | 精密なレタッチ、長時間のブラシ作業 |
| ペンタブ | ブラシ、マスク、レイヤーマスク、細かい補正 | 慣れるまでの違和感、文字入力や通常操作 |
マウスが悪いわけではありません。
むしろ普通のPC操作はマウスが便利です。
ただ、写真編集の中でも「塗る」「なぞる」「消す」「ぼかす」作業はペンタブが強いです。
なので、全部をペンタブに置き換える必要はありません。
普段の操作はマウス。細かい編集はペンタブ。
この使い分けが一番現実的です。
ペンタブだけで全部操作するんじゃないの?
やってもいいけど、無理に全部置き換えなくてOK。マウスとペンタブは敵じゃなくて、部署が違う同僚です。
TourBoxと組み合わせるとさらに便利

個人的に、写真編集の操作環境でかなり便利だと思っているのが TourBox です。
TourBoxはLightroomやPhotoshopのショートカット操作を手元でできるコントローラーです。
これにWacom Intuosを組み合わせると、かなり編集しやすくなります。
- 右手でペンを動かす
- 左手でTourBoxを操作する
- ブラシサイズを変える
- 拡大縮小する
- 戻る・進むを手元で操作する
- Lightroomのパラメーターを調整する
こうなると、キーボードに手を伸ばす回数が減ります。
写真編集は小さな操作の積み重ねなので、1回1回の移動が少なくなるだけでもかなり快適です。
特にPhotoshopでブラシサイズを頻繁に変える人は、ペンタブと左手デバイスの組み合わせがかなり効きます。
つまり沼?
沼です。でも作業効率の沼は、レンズ沼より納品に効くことがあります。
Wacom Intuosを買って微妙に感じる可能性があるポイント
良いところばかり書いてもレビューとしては微妙なので、気になるところも書いておきます。
1. 最初は画面と手元のズレに慣れが必要
液タブではないので、手元の板を見ながら描くわけではありません。
PC画面を見ながら、手元のペンを動かします。
初日は少し変な感じがすると思います。
ただ、写真編集用途なら、イラストほど複雑な線を描くわけではないので、慣れるのは比較的早いです。
2. 机の上にスペースが必要
Mediumサイズは作業しやすい反面、机の上に置くスペースが必要です。
キーボード、マウス、TourBox、ペンタブ、外付けSSD、カードリーダー。
カメラマンの机はだいたいケーブルジャングルになりがちです。
置き場所を決めずに買うと、使うたびに出し入れすることになり、結果的に使わなくなる可能性があります。
3. スライダー編集だけなら必要性は薄い
Lightroomで露出、色温度、コントラスト、彩度を整えるくらいなら、マウスやトラックパッドで十分です。
Wacom Intuosの価値が出るのは、ブラシやマスク、レタッチが増えてから。
なので、まだ写真編集をほとんどしない初心者が最初に買うべきものかというと、優先順位は少し下がります。
それでもWacom Intuosをおすすめしたい理由
それでも、写真編集を続けるならWacom Intuosはかなりおすすめです。
理由は、カメラやレンズと違って、すべての写真編集に影響する道具だからです。
新しいレンズは、そのレンズで撮った写真にしか効きません。
でもペンタブは、すでに撮った写真にも、これから撮る写真にも、仕事の写真にも、趣味の写真にも効きます。
ポートレート、商品、料理、不動産、スナップ、作品制作。
どのジャンルでも、細かい仕上げが必要になった時に使えます。
しかも、カメラ機材の中では比較的手を出しやすい価格帯です。
レンズ1本、ストロボ1灯、カメラバッグ1つに比べると、編集環境への投資としてはかなり現実的です。
レンズより地味だけど、効果ある?
めちゃくちゃ地味。でも“毎回の編集が少し楽になる”って、積み重なるとかなり大きいです。
Wacom Intuos Mediumはこんな人におすすめ
- Lightroomでマスクをよく使う人
- Photoshopでレタッチする人
- ポートレートの肌補正をする人
- 商品写真のゴミ取りをする人
- 不動産写真や建築写真を整える人
- 料理写真の細かい補正をする人
- マウスでのブラシ作業に疲れている人
- iPad液タブ化がしっくりこなかった人
- PC画面を見ながら安定して編集したい人
- 写真編集の作業環境を整えたい人
逆に、買わなくてもいい人
- 写真編集はスマホアプリだけで完結している人
- Lightroomで全体補正しかしない人
- ブラシやマスクをほとんど使わない人
- 机に置くスペースがまったくない人
- 液タブのように画面へ直接描きたい人
- ペン操作に慣れる気がない人
このあたりに当てはまるなら、無理に買わなくても大丈夫です。
Wacom Intuosは万能アイテムではなく、部分補正やレタッチを快適にするための道具です。
購入前に確認しておきたいこと
Wacom Intuosを買う前に、最低限ここは確認しておくと失敗しにくいです。
- SmallかMediumか
- 有線モデルかBluetoothモデルか
- 机の上に常設できるか
- 使っているPC・OSに対応しているか
- LightroomやPhotoshopで使う目的があるか
- 替え芯やペン先の消耗を理解しているか
特にサイズ選びは大事です。
写真編集でしっかり使うならMedium。
持ち運びや省スペース重視ならSmall。
この考え方で選ぶと失敗しにくいです。
今回紹介したWacom Intuos Medium
今回紹介しているのはこちら。
セール時期は価格が変わることがあるので、気になっている人は現在価格を確認してみてください。
特にAmazonプライムデーやタイムセール時期は、カメラ周辺機材や編集環境アイテムもまとめて安くなることがあります。
カメラ、レンズ、SSD、SDカード、バッグだけでなく、こういう編集まわりの道具もチェックしておくと意外と掘り出し物があります。
FAQ:Wacom Intuos Mediumのよくある疑問
Q. Wacom Intuos Mediumは写真編集初心者にも必要?
A. 最初から必須ではありません。まずはLightroomやPhotoshopの基本操作に慣れてからでも大丈夫です。ただ、マスクやブラシ作業が増えてきたら、かなり便利に感じると思います。
Q. Wacom IntuosはLightroomだけでも使う価値ある?
A. マスクやブラシをよく使うなら価値があります。逆に、全体補正だけならマウスやトラックパッドでも十分です。
Q. Photoshopを使わないと意味ない?
A. Photoshopを使う人の方が恩恵は大きいですが、Lightroomのマスク作業だけでも便利です。特に人物、商品、料理、不動産写真では使いやすいです。
Q. iPadとApple Pencilがあれば不要?
A. iPadで直接描く作業が中心なら不要かもしれません。ただ、PCのLightroomやPhotoshopをメインで使うなら、Wacom Intuosの方が作業環境に馴染みやすい人も多いです。
Q. SmallとMediumで迷ったらどっち?
A. 写真編集をしっかりやるならMediumがおすすめです。机が狭い、持ち運びたい、たまに使うだけならSmallでも大丈夫です。
Q. 有線とBluetoothはどっちがいい?
A. 机に常設するなら有線でも十分です。ケーブルを減らしたい人はBluetoothモデルが便利ですが、安定性重視なら有線接続もおすすめです。
まとめ:Wacom Intuos Mediumは“写真を仕上げる人”に効く
Wacom Intuos Mediumは、派手なカメラ機材ではありません。
写真が急に高画質になるわけでも、ボケが増えるわけでも、暗所に強くなるわけでもありません。
でも、撮った写真を仕上げる時間は確実に快適になります。
Lightroomのマスク。Photoshopのブラシ。肌補正。不要物除去。レイヤーマスク。細かい明るさ調整。
こういう作業をする人にとって、ペンタブはかなり心強い道具です。
特に、iPadを液タブ化してみたけどしっくりこなかった人、マウスでのブラシ作業に限界を感じている人、PC画面を見ながら安定して写真編集したい人には、Wacom Intuos Mediumはかなりおすすめできます。
つまり、買い?
写真編集でブラシやマスクを使うなら買い。スライダーだけなら急がなくてOK。でも一度慣れると、マウスだけには戻りにくいタイプの道具です。
カメラやレンズに比べると地味ですが、こういう編集環境への投資は、毎回の作業に効いてきます。
撮るだけで終わらず、ちゃんと仕上げたい人へ。
Wacom Intuos Mediumは、写真編集の机に置いておきたい一台です。


