カメラ一台でプロとして活動しているカメラマンが増えつつあり、なんだかなぁって思っております。
そんな訳で、今回はプロとしてカメラマンを名乗るのであれば揃えておいて欲しい機材をご紹介いたします。
1台で撮るなとは言わないけどカメラは2台必ず現場に持っていくべし
カメラのシャッター幕はカメラによって10万回、15万回、30万回など耐久性があり消耗品です。
時には耐久回数以下でも不調があったりして壊れることもあったり、かなりオーバーしてるのに全然元気ってこともあります。
ただ、耐久回数越えててエラーいつするのかを待っているのも怖いけども。
また、メモリーカードの不具合でデータが現場では見れていたのに、家に帰ってPCに取り込んだらぶっ飛んだ!なんて話も1年に1、2回くらいは耳にします。
フィルム時代はどちらかに不具合があっても仕事ができるように2台で撮るのが基本で、デジタルになってWスロットで同時記録できることから1台で済ますシーンも増えてきましたが、必ずカメラは2台現場に持っていきましょう。
メモリーカードは信頼できるメーカーで定期的に買い替えを
格安メモリーカードを使うのも自由ですが、信頼と仕事を失うことになるので高価なカメラやレンズだけでなく安心と信頼ができるメモリーカードを選択しましょう。
またメモリーカードは消耗品で信頼できるメーカーでも耐久を超えてしまうとエラーの原因になります。
そのため1年に一回など買い替えることも忘れずに。
大三元は本当に必要?
F2.8通しの16-35mm・24-70mm・70-200mm
大三元と呼ばれる、超広角・標準・望遠レンズ。
プロ必携のレンズではありますが、必ずしも必要というわけではありません。
報道やスナップのジャンルでは、ハードな使い方から破損や故障することもあり、意外とキットレンズであるAPS-Cサイズ用17-85mmを使っている人も珍しくないほど。
またスタジオ出身のカメラマンではズームは持っていなくて、単焦点で揃えてるっというカメラマンもおります。
大三元はあればあるに越したことはありませんが、どうしても開放値で使いたい場合や広告で解像度を必要ってわけでなければ、撮影シーンやジャンルに合わせてクライアントが求める写真を撮れるレンズであればOKです。
F値の問題だけでなく純正ではなくシグマやタムロンなどでも全然仕事はできますので求めるイメージが撮れるレンズが重要です。
PCはメモリを積めるだけ積んで、eGPUが快適
MacとWinどっちがいいの?っと質問をよく受けるのですが使い慣れた方で全然構いません。
むしろ、重要視するのはCPUやメモリ。
投資は抑えたいと考えるところもありますが、PCこそ常日頃の作業時間に関わるので出来るだけいいスペックのPCの購入を推奨します。
メモリは最低16GB以上で安いPCよりも大量のRAWデータをサクサク処理できるほうがおすすめです。
例えば、1〜2年使って動作がもっさりしてきたと感じた時はeGPUを追加してみると、RAWの書き込み速度自体は早くなりませんが、プレビューや調整などセレクト作業が捗るようになるのでおすすめです。
毎年買い換えるのが一番いいのかもしれませんが、やっぱりそうはいかないので3、4年は頑張ってほしい...
カラーマネジメントディスプレイとキャリブレーションツールをセットで買うのです。
BenQ SW271 4Kカラーマネジメントディスプレイは使うと思わず買っちゃうくらいめちゃめちゃいい - ULTIMOFOTO
BenQさんから直接ご連絡いただきまして、「貸し出しできるのでSW271使ってみませんか?!」とのこと。 EIZO CX241を現在使ってまして、困ったことはないのだけれど4Kモニタって気になるじゃないですか...。 そう思って詳しい記事はStudio9さんが書いているけど、もっとライトな記事でよければ書きます!と借りてしまったのが最後。 ...
カラーマネジメントディスプレイは買った。
けど
・外光の入る窓の近くで使用している
・出荷時のキャリブレーションのままで、キャリブレーションツールは持ってない。
って人以外と本当によくいるみたいで...
うん。それカラーマネジメントディスプレイ持ってるってだけで全く宝の持ち腐れで効果が出てないですよ...。
BenQさんのSW240なら5万円くらいだし、このブログでは書いていませんがi1Display Proも2~3万円と合わせて10万円かからずに揃えられてしまうという、昔は20万近くかかったのにびっくりな時代です。
色や明るさを出来るだけ正しく表示できるようになるので、ちょっと何か我慢してでも買ったほうがいいのです..。
車は意外とカーシェアで乗り切れる
撮影で車移動が必要なケースもありますが、使用頻度がそんなに高くない場合
月額1000円〜利用できるタイムズカーシェアで結構乗り切れます。
レンタカーより手間がかからず、駅付近などにも多く、都合のいい場所まで電車で行って現地で車を借りるなんてこともできるので出張などが多い人にもめちゃめちゃ便利です。
カメラマンになりたいんです。
そう相談を受けた時に「まじかー。PC持ってないのか...どうやって納品する?」って人がちらほらいまして、そのほかにも気になっていることをいくつか書いてみました。
もしこれからカメラマンを仕事でやるのであれば、一気に揃えると金額がかかるものでもあるので徐々にをお勧めしますが、この辺りの機材に投資しておくと仕事で始めた時に、しっかりと仕事できる環境が整えられると思います。
それでは、また!