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【広尾】カフェだと思って入ったら違った。イタリアンバール「ピエトレ・プレツィオーゼ」で知った、バンコとエスプレッソの文化

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ピエトレ・プレツィオーゼのバンコと店内の温かい雰囲気

ピエトレ・プレツィオーゼは、広尾で本場イタリアのバール文化を体験できる一軒です。

カフェとしても使えるのに、体験の芯にあるのはイタリアンバール。
バンコ(カウンター)でサッと飲むエスプレッソ。
会話のために整えられた空間。
そして、カプチーノの“知らなかった正解”まで。
広尾でちょっと面白い一杯に出会えました!

▶ ピエトレ・プレツィオーゼの詳細を見る

広尾でカフェを探していたのに、気づけば“バール”に惹かれていた

広尾で店を探していると、どうしても「落ち着けるカフェ」「雰囲気のいいランチ」「一人でも入りやすい店」あたりを探しがち。
僕も最初はそうでした。

でも、ピエトレ・プレツィオーゼは、いわゆる“いいカフェ”で終わらないお店。

ここはバーでもバルでもなく、イタリアンバール

朝・昼・夕方・夜で表情が変わり、コーヒーも軽食も会話もひとつながりになっている。
そんな文化ごと受け取れる店舗。

濃厚なカプチーノとドルチェ

まず心をつかまれたのは、カプチーノ

カプチーノ
本格的なマシン

今回飲んだカプチーノ。
かなり、印象に残った。

正直、今まで飲んだ中でいちばん濃くて美味しかったです!

豆やマシン、抽出の技術ももちろんあると思います。
でも、いちばん驚いたのは飲み方でした。

泡の上に砂糖をかけて、スプーンですくって食べる。

これが本場の楽しみ方のひとつだと教わったんです。

やってみると、ふわっとした泡と砂糖の食感が合わさって、かなりクリーミー。
ほぼスイーツ感覚!

これ、子どもの頃によくやってたやつだ……ってなりました(笑)。

あれが本格だったのよ。
むしろ大人になってマナー違反と思ってたけど、やって良かったんだと目から鱗!

しっかり濃いコーヒーの芯があるからこそ、甘さと合わせてもぼやけない。
ドルチェと一緒に楽しめる一杯に。

バンコ(立ち飲み)がこの店の本質だった

広尾の午後に似合う温もりある店内風景

この店の中心にあるのが、バンコ(カウンター)

イタリアでは、エスプレッソは2〜3口で飲める量。
だから、タバコを一服しに行くような感覚で、
1日に何度もバールに立ち寄る文化があるそうです。

サッと飲んで、バリスタと少し言葉を交わして、また日常へ戻る。
その使い方を前提にしているからこそ、立ち飲みスタイルが自然。

「カフェでゆっくり座る」のとは真逆なんですよね。
生活の流れの中に組み込まれてる感じ。

滞在時間じゃなくて、回数なのよ。
そこがもうバールっぽいの。

カウンターは“会話のため”に整えられている

この話、すごく面白かったのですが、
普通のカフェではエスプレッソマシンが客席に背を向けるように置かれていることが多い印象。

でも、ピエトレ・プレツィオーゼは違う。
カウンターまわりがすっきりしていて、会話の流れを邪魔しないように整えられていました。

広尾は海外からの移住者や滞在経験者、大使館関係の方も多く、
そういう方から「この店は本格的バール!」と喜ばれることも多いそうです。

なるほど、これは“コーヒーの店”というより、文化のある店として受け取られているんだなと腑に落ちました。

エスプレッソマシンと会話のために整えられたカウンター

エスプレッソは、砂糖を入れて完成するという考え方

日本だと、エスプレッソに砂糖を入れることを“好みの問題”として捉えがちです。

でも、話を聞いて印象が変わりました。

北イタリアは比較的すっきりした味わいで、南へ行くほどだんだん濃くなる。
そのため、お店によっては砂糖を入れた味で完成するように設計されていることもあるそうです。

つまり、「砂糖を入れる=邪道」ではなく、むしろ自然な楽しみ方のひとつ。

コーヒーをブラックで飲めるかどうかではなく、その店の流儀に合わせて楽しむ。
その感覚のほうが、本場のバールには近いのかもしれません。

水は“飲むタイミング”が逆だった

もうひとつ小ネタとして面白かったのが、水の話です。

バールでコーヒーと一緒に水が出てきたとき、日本だと「飲み終わったあとに口をさっぱりさせるもの」と思いがちですよね。

でもイタリアでは、むしろコーヒーの前に飲むのが基本。
口の中を整えて、香りや味をよりクリアに感じるためのものなんだそうです。

実際、現地でコーヒーを飲み終わった後に水を飲んで怒られた、なんて話も聞くくらい。

日本ではそこまで厳密ではないにせよ、こういう文化の違いを知っていると、飲む時間そのものが少し楽しくなります。

それ知らないと、たぶん普通に後で飲みますよね……。

やるよね。
でも、そういう小ネタを知ると一杯がちょっと立体的になるのよ。

パニーノや軽食が並ぶテーブル

まず頼みたいおすすめメニュー

  • エスプレッソ(396円)
  • カプチーノ(715円)
  • 自家製イタリア風ビスコッティ(各242円〜)
  • 自家製イタリア風ドルチェ(各660円〜)
  • パニーノ(770円〜)

この店は、コーヒーだけで終わらないのも魅力。
ビスコッティやドルチェを合わせれば、カフェ時間としての満足感が。
パニーノを選べば、ランチとして成立。
“バールは一日を通していろんな顔を持つ”という話が、メニューの並びからも伝わってきました。

自家製ドルチェのクローズアップ

▶ メニューや雰囲気を詳しく見る

昼はのんびり、夕方からはアペリティーヴォへ

店内を見ていると、昼はのんびり楽しむ方もいれば、サッとエスプレッソだけ飲んで出ていく方もいる。
使い方がひとつじゃないのが、この店のいいところ。

そして夕方になると、バールらしいアペリティーヴォの時間へ。

イタリアでは16時ごろから食前酒を楽しみ、食欲をほどよく起こしてからディナーへ向かう文化があります。
朝・昼・夕方・夜で役割が変わる店、というのはやっぱり面白い。

アペリティーヴォを感じる店内ディテール

Mio Barという言葉が、ちょっとわかる

バールには「Mio Bar(私のバール)」という感覚があるそうです。
お気に入りのバリスタにエスプレッソやカプチーノを淹れてもらい、その一杯で一日を気持ちよく始めたり、整えたりする。

ピエトレ・プレツィオーゼも、まさにそういう店なんだと思います。

広尾でカフェを探していたはずなのに、帰るころには“また来たい店”になっていた。
そんな一軒でした。

カウンター越しに人の温かさを感じる店内風景

こんな人におすすめ

  • 広尾で、ただおしゃれなだけではないカフェ・喫茶を探している人
  • エスプレッソやカプチーノを、ちゃんとした店で味わいたい人
  • バンコやアペリティーヴォなど、イタリアンバール文化に興味がある人
  • 一人でも入りやすく、でも会話の余白がある店を知っておきたい人
  • “また寄りたい店”を広尾で見つけたい人

店舗情報

  • 店名:イル・バール ピエトレ・プレツィオーゼ
  • 住所:東京都港区南麻布4丁目2-48 TTCビル1F
  • アクセス:東京メトロ日比谷線 広尾駅1番出口より徒歩約3分
  • 営業時間:月〜木 11:00〜21:00 / 金 11:00〜19:00 / 土 12:00〜23:00
  • 定休日:日曜、ほか不定休あり
  • 電話:03-6277-1513
  • 平均予算:1,000円〜5,000円
  • Instagram:▶ ピエトレ・プレツィオーゼの詳細を見る

よくある質問

Q. ピエトレ・プレツィオーゼはカフェですか?

A. カフェ利用もできますが、店の個性としてはイタリアンバールも楽しめます。
コーヒーだけでなく、軽食や会話も含めて楽しめるお店です。

Q. 一人でも入りやすいですか?

A. 入りやすいです。
バンコ文化があるので、一人でサッと寄る使い方とも相性がいいです。

Q. まず何を頼むのがおすすめですか?

A. 初回ならエスプレッソかカプチーノがおすすめです。
ドルチェやビスコッティを添えると、この店の楽しさがよりわかりやすいです。

Q. 夕方に行く意味はありますか?

A. あります。
アペリティーヴォの時間帯に入ると、昼とは少し違うバールらしい表情が見えてきます。

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