ある程度カメラのテクニカルな部分がわかって、自分の撮りたい写真も撮れるようになった時
目標を失ったり、また逆に撮りたい写真がうまく撮れなくて写真をやめる期間が誰しもきっとあるはずです。
今日はそんな時に読むと写真の壁がスッキリ取り払われて、また写真を撮るのが楽しくなる写真のアイディア帳のご紹介です。
ちなみにこの本はオンラインサロンギガ盛りUnlimited(β版)特典で献本いただいております。
隙のない写真は完璧だけど、あえて隙がある写真の方が面白い
写真のアイディア帳を読んでて冒頭に出てくる「テクニックのうまさと写真のうまさは分けて考えること」
初心者の時はただがむしゃらに好きな写真を撮影していましたが、カメラに慣れていくうちに絞り優先シャッタースピード優先、構図だなんだといつのまにかテクニカルで撮る写真に誰しも変わっていきます。
上達したテクニックで撮った写真とは
動き物などの瞬間を捉えるテクニックや星空や夜景などもテクニックが必要です。
一方で初心者の時はテクニックを意識せずに心や感情に刺さる写真を撮れたりします。
テクニックは方法論の一つであり上達したテクニックのみで撮影した写真は隙のない写真になりやすく、ここが一つの挫折ポイントになりやすいことに写真のアイディア帳を読むことで気づきを得られます。
原点に帰って心とテクニックで撮る写真に戻ろう
カメラを覚えたうちにいいなと思ってから写真を撮るまでに、この設定で撮ろうとテクニックに集中するあまり、心に響いた部分の主張を強くしすぎてしまったり、反対に見落としがちになって来てしまいます。
ここで大事なのが、隙のある写真と隙のない写真の話です。
隙のない写真は、隅々まで撮り手の意図でコントロールされ、落ち度がなく見入ってしまうようなBの写真。
対して隙のある写真とは見る人の見方によって様々な解釈が生まれ、考える隙を作ってくれる写真で、初心者の時に素直に撮りやすいAの範囲。
カメラを始めた時はAの状態だったものがいつしかBに写ります。
テクニックは方法の一つであり、そこに捕らわれることなくあえて一度素直に撮りたいものを何も考えずに撮影することで、型にはまらずにテクニックを方法として生かしながら心に残る自分の好きな写真を撮ることができるようになるのです。
他の写真書籍とは全く違う撮り方ではなく考え方の本
一例になりましたが、写真のアイディア帳には、同じ一つの撮り方であってもテクニックの設定の話ではなく、他の写真書籍では書いていないアイディアや視点など、写真を作品として残すためのノウハウが重点的に書かれております。
ちょっと写真に行き詰まった時や、写真展などの作品作り、自分の写真を磨いていきたいという時にかなりオススメの一冊です。
各パートごとの内容にもまた今後このブログでも触れていこうかと思います。
それでは、また!