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M1 Mac 8GBの「重さ」はメモリ不足じゃなかった——年間10万枚撮るプロが辿り着いた、1.5万円の覚醒体験

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著者 つるたまについて

20年プロカメラマン
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Caldigit TS3 Plus

【この記事の著者:つるたま】

Webメディアのインタビュー、イベント取材、スポーツ、建築、スタジオポートレート、ホテルの料理撮影まで、年間10万枚以上のRAWデータを処理するプロカメラマン。M1 MacBook Pro 8GB/256GBというミニマル構成で、いかにプロの現場を回すかを追求している。


数値上の「敗北」、現場での「圧勝」

「M1の8GB。やっぱり現像にはスペック不足か……」

そう思って、30万円の新型Macをポチる前に、この話を聞いてほしい。

結論から言う。

つるたまのMacを殺していたのは、メモリ容量でもチップの性能でもなかった。

「データの通り道」という血管が、ドロドロに詰まっていただけだった。

 

ベンチマークで絶望した話

期待に胸を膨らませて導入した、プロ御用達ドック「CalDigit TS3 Plus」。

専用ドライバを入れ、ワクワクしながらベンチマークを回した結果、つるたまは目を疑った。

【実測】SSD書き込み速度データ(Blackmagic Disk Speed Testにて計測)

接続方法 SSD書き込み速度 判定
安価なUSB-Cハブ (Anker等) 743 MB/s 数値上の勝利
CalDigit TS3 Plus 594 MB/s 数値上の敗北
※使用SSD:SANDISK 500GB    

「嘘だろ……?」

1.5万円も出して買ったプロ用ドックが、数千円のハブに数値で負けている。

だが、この後、数値には表れない**「プロの道具」としての真価**に、つるたまは震えることになる。


CalDigitという「名コーチ」がMacを鍛え上げた

届いて即測った数値は100MBほどCaldigitが早くなっていた。

そういえばドライバ入れていないな...!

ドライバ入れたらもっと早くなるんじゃないか?!

そう期待してドライバをインストール。

ここで、面白い現象が起きた。

CalDigitのドライバをインストールした瞬間、なぜか隣に繋いでいたAnkerのハブまで速度が改善したのだ。

これは、CalDigitの専用ソフトウェアがUSB給電やデータ転送の挙動を、Macのシステム深部から最適化したことを意味している。

いわば、CalDigitという「名コーチ」がMacというチーム全体を鍛え上げた結果、ライバルの安物ハブまで自己ベストを更新してしまったようなもの。

「Macそのものをプロ仕様に整える」——それだけでも、このドックを導入する価値はあるとつるたまは感じた。

※この現象についてはつるたまの環境での確認であり、すべてのMacで同様の結果が得られるとは限らないが、この「見えない最適化」こそがプロ機材の凄みだ。


現場で起きた大逆転——カメラマンが本当に欲しかったのは「数字」じゃない

ベンチマークの数値で絶望していたつるたまを救ったのは、実際の現像作業のもたつき解消。

1. SDカード取り込みが「2倍以上」の爆速へ

建築写真からスポーツ撮影まで、大量のRAWデータを扱うつるたまにとって、取り込み時間は死活問題だ。

接続方法 SDカード読み込み速度 体感の差
安価なUSB-Cハブ 96 MB/s 遅い(UHS-I限界)
CalDigit TS3 Plus 214 MB/s 爆速(UHS-II対応)

取り込み時間が、物理的に半分以下になった。

TS3 PlusはUHS-II規格(SD 4.0)に対応している。高速SDカードの性能を活かしきるには、リーダー側の対応が必須なのだ。

この実益の前では、SSDの書き込み数値の差など、豆粒のような問題だ。

もう、家に帰ってきてあれこれPCにUSB-Cに差したりハブに差し替えたりせずに、
CalDigit TS-3 Plusのケーブル一本挿せば

・BenQモニタ
・外付けSSD
・外付けHDD
・TourBox自宅用有線接続(TourBox外出用BuleToothも別で持ってます。)
・カードリーダー

この5つが一本に集約され、メモリも安定していてこう不可で今まで止まっていたシーンでもクイックに動作するようになったというのが最大の、読者の皆様に伝わりにくい魅力....!

さらにここにiPadをペンタブとして優先で繋ぐので、今までだったらもうポートないし動作しなかった。

それが動作普通にするというのが最大の恩地なのです。

 

2. TourBoxが「指先の一部」に覚醒した

インタビューやイベント取材の大量セレクト作業。

左手デバイスのTourBoxの反応が、TS3 Plus経由で劇的にクイックになった。

USB-Cハブ接続の時に感じていた、わずかな「遅延」が消えた。

指先を動かしたその瞬間に、写真の色が変わる。

この「神経がMacと直結した感覚」こそが、年間10万枚をさばくプロに必要な「没入感」なのだ。


「一点突破」か「鉄壁の要塞」か

もし、あなたが「SDカードの転送速度だけ」を求めているなら、Ankerの単体カードリーダーで十分かもしれない。数千円でUHS-IIの恩恵は受けられる。

だが、つるたまが求めていたのは、そんな「一点突破」の道具じゃなかった。

  • 全てのポートを埋めても、ビクともしない安定感。

  • 重い処理を重ねても、決してラグが起きない信頼性。

  • ケーブル1本刺すだけで、Macが「プロの仕事場」へ変貌する快感。

CalDigit TS3 Plusは、単なるハブじゃない。

あなたのMacを、あらゆるストレスから守り抜く**「鉄壁の要塞」**だ。


Thunderbolt 3ドックが「今さら」狙い目な理由

「TS3 Plusって、Thunderbolt 3でしょ?もう古くない?」

そう思った人もいるだろう。確かに後継のTS4は存在するが、5万円近い価格だ。

一方、TS3 Plusは中古なら1.5万円程度で手に入る。

M1 MacBookユーザーにとって、Thunderbolt 3で十分すぎる性能が出る。現場で必要な機能は、TS3 Plusで完全にカバーできるのだ。「型落ち」という名の、コスパ最強選択肢だと言える。


結論:30万円の新型を買う前に、1.5万円の「覚醒」を

ベンチマークの数字で一喜一憂するのは、もう終わりにしよう。

私たちが欲しいのは、カタログのスペックじゃない。**「ストレスなく、表現に集中できる時間」**のはずだ。

なんかもたつくな...っと感じたら

ハブをこれに変えるだけで、あなたの8GBのMacは、まるで生まれ変わったかのようにキビキビと動き出す。

「血管」が通ったM1 Macは、こんなにも力強かったのか。

中古なら1.5万円程度。

たったそれだけの投資で、あなたの現像体験は、一生モノの感動に変わるかもしれない。

 

 

 

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