最近ストロボのカラーフィルターあんまり使ってないな〜っと、気づいたつるたまです。
さてさて!ストロボのカラーフィルターは基本を抑えれば、白背景にいろいろな色をプラスしてバック紙いらずでその場所の雰囲気を変えることができます。
今回は改めてストロボの基本とカラーフィルターの効果的な使い方をご紹介いたします。
ストロボライティング例
白いハウススタジオの一角。元スタジオシバリーベースな、ロケーションスタジオガーデンで撮影しております。
クリップオンで天井バウンス1灯をメインライトにして、人物に影響が出ないように人物の横から、背景に向かってカラーフィルターを使用。
この図のみだとわかりにくいので、それぞれの役割を解説します。
ノーストロボ時の明るさがストロボのキーポイント
ストロボ撮影を大きく左右するのが、ノーストロボ時の露出。
環境の明るさを活かすのか、影響を出さないようにするのかを考えて露出を決める必要があります。
今回は、1/125 f4.0 ISO400でセット。
TTLなど自動調光がついているので、かんたんにつけるだけであとの露出はカメラにお任せ!っという方はこのノーストロボ時の明るさを考えると、ストロボをもっと効果的に使えるようになります。
メインのストロボ:天井バウンスの効果
天井にバウンスさせることで、頭上の髪の質感を出しながら、ややシャドーを右側に入れました。
ストロボをどこに置くかで、天井バウンスでもハイライトとシャドーを入れることができ、オパライトなしでも髪の質感活かすことができるのでトップからのバウンスは応用してみると結構楽しいのです(・∀・)イイ!!
先ほどの露出と全く一緒のまま、ストロボのみで人物適正と、背景も明るくなりました。このベースに、背景色をカラーフィルターで足していきます。
カラーフィルターのみだと色のりがすごい
カラーフィルター購入した時「この色、何に使うの?」ってくらい濃い色あると思いますがまさにそのFolliesPinkを使用しております。
フィルターそのものを肉眼で見てもこのくらいの濃いピンクで、とても優しい色合いになる色とは思えないくらい濃いのです。
カラーフィルターは発光量を強くすれば色が濃くでます。
最終的に優しい色を出すのであれば、明るい露出のメインライト(今回は天井バウンス)+カラーフィルターをかけると効果的です。
ストロボ カラーフィルターの効果的な使い方まとめ
ストロボ撮影は、ノーストロボ時の露出と差が出すぎると、発光量が強く夏のような光に。適正露出にできるだけ合わせることで柔らかい質感の光を作ることができます。
今回は天井バウンスしながら少し硬めのライティングを作りましたが、地明かりに対してどのくらいストロボを効かせるのかイメージを意識して行うのが大切です。
あとはメインとアクセントのひとつひとつの役割を考えながら、天井バウンス+アクセントになるストロボカラーフィルターを使うと、白背景でもさまざまな雰囲気を作ることができるので、覚えておくと意外と使えることがあるかも?!
それではまた!
今回の使用機材 NissinDi700a x2灯 + Air1
ROGUE ユニバーサルフィルタ
ストロボのカラーフィルターはROGUEのFolliesPinkを使用。類似品だとかなり安く買えます。