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【実機レビュー】タムロン 35-100mm F2.8 (A078) vs 35-150mm 徹底比較!買い?!買い替える?!

TAMRON 35-150mmとTAMRON 35-100mm

【実機レビュー】タムロン 35-100mm F2.8 (A078) vs 35-150mm 徹底比較!プロが買い替えないと決断した理由

📋 この記事の結論(先に知りたい人へ)

  • 発売日:2026年3月26日
  • 価格:173,800円(税込) 実売13万円台〜(価格.com調べ)
  • 重量:565g(Eマウント)フィルター径φ67mm
  • 最大の進化:広角端22cmまで寄れる → テーブルフォト対応
  • 35-150mmとの重量差:270g軽い
  • 筆者の結論:これからF2.8ズームを買う人には現状の最適解。35-150mmユーザーの自分は買い替えない。理由は本文で。

タムロンがまたやらかした。

2026年3月26日発売予定のタムロン 35-100mm F2.8 Di III VXD(Model A078)
CP+2026の会場で実際に手に取って気づいたことを、35-150mmユーザーの私が全部正直に書きます。

35-150mmのヘビーユーザーが「これは売れる」って言うの、信ぴょう性ありますね。

褒めたくて褒めるわけじゃないですよ。35-150mmが足りなかった部分を、ちゃんと埋めてきているから認めざるを得ない、ということです。

スペック比較表(正式数値)

項目 タムロン
35-100mm F2.8
A078(Eマウント)
タムロン
35-150mm F2-2.8
A058(Eマウント)
ソニー純正
FE 24-70mm F2.8
GM II
焦点距離 35-100mm 35-150mm 24-70mm
開放F値 F2.8(全域) F2-2.8 F2.8(全域)
重量 565g 835g(+270g) 695g(+130g)
全長 119.2mm 157.6mm 119.9mm
フィルター径 φ67mm φ82mm φ82mm
最短撮影距離(広角端) 0.22m(1:3.3) 0.33m(1:4.8) 0.21m(1:2.7)
最短撮影距離(望遠端) 0.65m(1:4.8) 0.85m(1:5.6) 0.30m(1:2.7)
AF駆動 VXD(リニアモーター) VXD(リニアモーター) XD Linear Motor
防塵防滴 あり あり あり
希望小売価格 173,800円(税込) 実売約12〜13万円 実売約28万円

ソニー純正GM IIとほぼ同じ全長なのに130gも軽いのか!

しかもフィルター径が67mm、純正は82mm。数字以上に手のひらへの収まり方が違います。

一番驚いたこと——「22cmまで寄れる」の意味

広角端0.22m(最大倍率1:3.3)というスペックを見た瞬間、声が出ました。

私が使っている35-150mm(A058)は広角端0.33m。約11cm——感覚的にはまったく違う距離感です。

tamron 35-100mm 35mm時最短撮影+クロップ

さらに面白いのがAPS-Cクロップを組み合わせた発想です。
α7系でAPS-Cクロップすると35mm端が約52mm相当、
100mm端が約150mm相当になる。画素数は落ちますが、
簡易マクロ的な使い方が現実的にできます。
これは35-150mmでは難しかった発想です。

35-150mmのマクロ不足が解消されたってことですか?

「解消」かどうかはまだ検証中ですが、35-150mmで唯一「惜しい」と感じていた弱点に正面から答えてきています。私自身の結論は記事の最後に。

実際に手にして気づいた「時代の変化」——F2.8が565gで買える時代

持った瞬間に声が出ました。フィルター径67mm、重量565g。数字で知っていても、実際の手の中に収まる感覚は別物です。

タムロン 35-100mm F2.8 手のひらサイズでだいぶコンパクトに

 

タムロン 35-100mm F2.8 (A078) と 35-150mm F2-2.8 (A058) のサイズ比較

 

 

昔のカメラおじさん的な話で恐縮なのですが、F2.8のレンズというのは以前は「仕事でもなければ持ち出したくない重さ」でした。Canon EF時代の24-70mm F2.8L IIは805g。これを趣味の散歩には持ち出す気になれなかった。

35-150mmも835gで、正直「気合が必要なレンズ」として扱っています。趣味の撮影に持っていくとき「重いな」と思う日があります。

でも35-100mmの565gは——完全に許容範囲。軽い単焦点感覚でF2.8ズームが鞄に入ってしまう。時代がここまで変わったのかと、CP+の会場で実感しました。

1日中歩き回るストリートスナップで、首から下げていても疲れないF2.8ズームというのは、かつては考えられなかった恩恵です。以前は「ストリートにF2.8は贅沢すぎる、50mm F1.8で十分」という感覚だったのが、これだけ軽くなるとF2.8を普段使いする心理的なハードルが消えます。

昔だったらF2.8は「仕事専用」だったんですか?

マジでそうでした。「趣味でF2.8を持ち出す人はよほどの変態か、仕事兼用か」という感覚。今の若いカメラマンには信じられないかもしれませんが。

描写性能——はいかに

TAMRON 35-100mm 描写性能はいかに

タムロンの近年のレンズは世代ごとに描写が上がっています。
17-50mm F4、28-75mm G2と続いてきた流れからすると、
35-100mmも「仕事で使えない」と感じる水準には絶対ならない、
というのが正直な予測です。

私の仕事の現場——ポートレートやスナップ、Webメディアのインタビュー撮影や店舗取材——では、描写に求められることが2つあります。
「被写体に圧迫感を与えないサイズ感」と「まつ毛のやデティールまで解像する鋭さ」です。
コンパクトな機材は被写体をリラックスさせ、自然な表情を引き出します。
そして等倍で確認したときの解像感が納品の信頼度に直結します。
CP+の会場で触れた画像を拡大した限り、35-100mmはその両方を十分に満たしていました。

特に気になるのは3点です。

①35mm開放の周辺画質:内装・店舗の全景撮影に使う機会が多い焦点距離。周辺落ちと流れの程度が実用上の判断基準になります。

②100mmのボケ味:インタビューのバストアップや店舗スタッフのポートレートで、背景が滑らかに溶けるかどうか。

③最短撮影距離での描写:0.22mで寄ったときの画質がどこまで維持されるか。
テーブルフォトや商品撮影でマクロ的に使えるかどうかの鍵です。

35-150mmのボケと比べてどうでしたか?

150mm F2.8と100mm F2.8では、同じ撮影距離だとボケ量は当然変わります。
ただ最短距離が短くなった分、「被写体に近づいてボケを稼ぐ」ことができる。使い方次第でボケ不足を補える余地があります。

フィルター径67mm統一の衝撃——TAMRONシステム完成への布石

あまりネットで話題になっていませんが、TAMRONが好きな人ほど喜ぶポイントがあります。フィルター径がφ67mmに統一されていること。

タムロンは公式で「フィルター径φ67mmラインアップ」というコンセプトを明確に打ち出しており、PLフィルターをはじめとした各種フィルターを共用できるという設計思想を持っています。これは偶然ではなく、ユーザーの利便性を最優先した意図的な設計です。

現在タムロンのEマウント用φ67mmラインアップには以下のレンズが揃っています(2026年2月現在):

レンズ Model マウント
16-30mm F/2.8 Di III VXD G2 A064 Sony E / Nikon Z
17-28mm F/2.8 Di III RXD A046 Sony E
17-50mm F/4 Di III VXD A068 Sony E
20mm F/2.8 Di III OSD M1:2(単焦点) F050 Sony E
20-40mm F/2.8 Di III VXD A062 Sony E
24mm F/2.8 Di III OSD M1:2(単焦点) F051 Sony E
25-200mm F/2.8-5.6 Di III VXD G2 A075 Sony E
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 A063 Sony E / Nikon Z
28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD A071 Sony E
28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD A074 Sony E
35mm F/2.8 Di III OSD M1:2(単焦点) F053 Sony E
35-100mm F/2.8 Di III VXD(今回) A078 Sony E / Nikon Z
50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD A069 Sony E
50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD A067 Sony E / Nikon Z
70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 A065 Sony E / Nikon Z
70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD A047 Sony E / Nikon Z
90mm F/2.8 Di III MACRO VXD(単焦点) F072 Sony E / Nikon Z

超広角から望遠まで、F2.8大三元も含めて全部67mmで揃うのがタムロンのEマウントです。PLフィルター1枚(3,000〜5,000円するものも多い)を買えば全レンズで使い回せる。地味ながら現場での出費と手間を確実に減らします。

純正は82mmだから、タムロンに統一するとフィルターも買い直し不要なんですね。

そうです。これTAMRONが意識的にやっていることで、ハードコアなTAMRONユーザーほど「わかってる」という感覚がある話です。

「24-70mm vs 35-100mm」——現場のリアルを話します

TAMRON35-100mm f2.8のボケ味をレンタルコーナーから試写

「35mmスタートって、24mmがないと困りませんか?」という疑問をよく見ます。
私の答えは「大体35mmで足りる。本当に困ったときは超広角専用機を使う」です。

実際の撮影で広角が欲しい瞬間って、24mmでも足りないことの方が多い。
そういうときは12-24mmや20-40mmで完全に別の絵づくりをする方向で考えています。Canon EF時代は16-35mmをサブ機につけていたし、今はそれが12-24mmと20-40mmになっている。

24-70mmで50mm以下を使うとき、周辺光量落ちや歪みが出やすくなります。35mm以下は「補正が必要な画角」として意識していて、本当に広角らしい絵が欲しいときはそれ専用のレンズに任せた方が水平垂直の調整も楽になります。この実践から学んだ経験が、仕事用に12-24mm、趣味用に20-40mmを使い分ける今のスタイルになっています。

24-70mmをお勧めするパターン:室内など本当に1本で全域を撮りたい、24mmの広角感が必要、気持ち的に24mmのスタートが安心、という方です。SONYは12-24mmもそこまで高価ではなく、広角の選択肢も増えてきたので、これからレンズを増やせる方なら「35-100mmまたは35-150mm+超広角1本」の構成がおすすめです。

元カメラ販売員として、お客さんにどちらを勧めますか?

35-100mmか35-150mmを先に選ぶことを勧めます。広角は「撮りたいものが出てきたら買えばいい」という話で、35mm以下は超広角として別で持った方が最終的に写真の質も上がります。

「100mmで足りるか、150mmが必要か」——これが分岐点

35-150mmユーザーとして正直に買い替え判断を話します。

70mm望遠端では「もう少し欲しい」シーンが多いです。24-70mmや24-105mmを使っていた方には実感があると思います。でも100mmがあれば——基本的な撮影の大半は収まります。24-105mmで望遠に付け替えていたシーンのかなりの部分が35-100mm1本で解決できます。

では150mmはいつ必要か。私の場合は、圧縮効果を使ったポートレートのボケ、遠い被写体を引き寄せるとき、そして「レンズを替えずにさらに望遠が使える」という精神的な余裕です。この安心感が仕事の質に直結するので、私は35-150mmから替えません。

買い替えていい方はシンプルで——35-150mmを使っていて「150mmはほぼ使わない、重さだけが辛い」と感じている方。軽さを優先するなら35-100mmへの移行は合理的です。

これから初めて買う方へは:「24-70mmや24-105mmで望遠に付け替えることが多かったか」で判断してください。付け替えが頻繁だった人は35-150mm、100mmあれば大体いいと思える人は35-100mmが合っています。

つるたまさん自身は35-100mmを「買う」判断はしないんですか?

今回の検証で気づいたのは、私に足りていないのは「軽さ」じゃなくて「寄れるレンズ」だったということ。35-100mmの22cm最短は魅力的ですが、それだけのために35-150mmを手放す気にはなれない。
結論:マクロレンズを買います。

正直に言う。35-100mm F2.8 が「向かない人」

絶賛ばかりはフェアではないので、向かないパターンも明言しておきます。

① α9 III や α1 で20コマ/秒以上の超高速連写をAF-Cで使いたい人
ソニーEマウントでは、サードパーティ製レンズはAF-C連写が15コマ/秒に制限されます。α7シリーズやα7C IIなど最高10コマ/秒の機種では関係のない話ですが、α9やα1で連写性能をフルに使いたい方は純正レンズが必要になります。
ただし——15コマ/秒は仕事のポートレートや取材で「足りない」と感じたことは一度もありません。プロのスポーツカメラマンや野鳥撮影でなければ、実用上は問題ないと断言できます。

② 狭い室内や店舗の「全景を1本で収めたい」人
35mmスタートなので、狭い空間の広がりを表現するには物理的に限界があります。超広角レンズを持たない前提で室内全景がメインなら、24-70mmを選ぶべきです。

③ 150mm F2.8以上の「背景が完全に溶ける圧縮ボケ」が必要な人
100mm F2.8のボケは十分美しいですが、135mm F1.8や150mm F2.8が作る強烈な圧縮感・ボケには届きません。ポートレートで「背景を完全に消したい」という表現を重視するなら35-150mmか単焦点の選択になります。

ちなみに私が35-100mmを選ばない理由は①でも②でもなくて、③です。
150mmのボケを仕事で手放せない。ただそれだけ。

結論——35-100mmを選ぶ人、35-150mmを選ぶ人

こんな人に おすすめ
ポートレート・スナップ・旅行がメイン
テーブルフォトも1本で撮りたい
35-150mmが重くて持ち出しにくかった
TAMRONの67mm沼にどっぷり浸かりたい
35-100mm F2.8(A078)
望遠150mm端のボケは絶対に必要
レンズ交換したくない気持ちが強い
スポーツ・ウェディング・取材全部やる
「絶対に取り逃さない」安心感が最優先
35-150mm F2-2.8(A058)
純正の信頼性・24mm広角が必要
1本で全域を完結させたい
ソニー FE 24-70mm F2.8 GM II
初めてのF2.8ズームを探している
予算を抑えて質を担保したい
TAMRONシステムでフィルターを統一したい
35-100mm F2.8(A078)が最有力

35-100mmが今後「ポートレートF2.8ズームの標準答え」になっていくと思っています。
重すぎず、寄れて、67mmフィルターが使い回せて、描写がいい。
TAMRONのユーザーへの本気度が、1本のレンズの中にぎっしり詰まっています。

読者からよくある質問(FAQ)

Q. α7C IIなどの小型ボディに装着してもバランスは悪くなりませんか?

A. 565gと軽量で全長も約119mmに抑えられているため、フロントヘビーにはなりにくいです。街角でのスナップ撮影や、威圧感を与えたくない店舗取材など、身軽に動きたいシーンに最適なバランスです。

Q. Webメディアのインタビュー動画やBロールなど、動画撮影での使い勝手は?

A. 非常に優秀です。AF駆動にリニアモーター(VXD)を採用しているため駆動音はほぼ無音。さらに軽量なため、DJI RS 3 Miniなどの小型ジンバルに乗せてもバランス調整がしやすく、ワンマンでの動画・スチル両対応の現場で重宝します。

Q. F2.8の「ボケの質」はどうですか?玉ボケに年輪のような模様は出ませんか?

A. 試写した感じはかなり良好。記事中に作例を載せておりますがクリスマスシーズンなどのイルミネーション撮影にかなり期待ができます。

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