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トラブルにならないために!カメラをはじめたときに知っておきたい撮影マナー10カ条

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こんなカメラマンはいやだ! 危険なカメラマンがいま増えている

Twitterをぼ〜っとみてたりするつるたまです。

ついに北海道美瑛の哲学の木が再三の注意があったにもかかわらず
立ち入り禁止を破り侵入するカメラマンが後を絶たなかったため
重機でなぎ倒されたそうです。
一方ではモデルとカメラマンのトラブルも増えています。

今回は、改めて注意喚起を含めて
知らないと困る、知っていてほしい撮影マナーについて書いていこうかと思います。

みんなで破れば怖くない!じゃなくて撮影マナーは守りましょう。

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京都や鎌倉、そして北海道などいま、撮影禁止になる場所が増えています。
立入禁止のテープを無視して
風景写真を撮りに行くカメラマン一行の写真がアップされてたり

ネモフィラ畑も柵を越えて大荒れになってましたよね・・・。
その場所は私有地や畑、そもそも柵が設けてある場所ではありませんか?

誰か一人が撮れば他の人も入って行ってしまいます。
みんな入ってるからいいよね!
ではなく、カメラ持ってる人こそが見本になって動けば
ガチでカメラ構えてる人の前に入る人なんてそうそういないと思うのです。 

三脚の取り扱いには注意しましょう!

カメラ初心者のときこそ一番難しい三脚の取り扱い
一度ストロボマガジンでご紹介しましたが
三脚での場所の占領や長時間の撮影
道を塞ぐような行為はNGです。

 

知らない人の顔を勝手に撮らない

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第3者が特定できる範囲での写真は肖像権に触れる可能性があります。
街行く女の子や、見ず知らずの子供を
勝手に撮るのは盗撮ですよ。。(; ・`д・´)

2/27追記

一部の方から
「ストリートスナップはアートなので法を犯したとしても辞めない」
と言及いただきました。

表現の自由として認められており
一般の公道など不特定多数が立ち入れる場所で
その他の不特定多数と写っていればすぐに問題になるということもないと思いますし
撮影されている側もその距離感なら警戒しないですよね。

おそらく、言及いただいた方は
仕事で撮影に関わる方でありわかっていらっしゃるかと思いますが
特定の個人を狙った一名全身や半身のポートレート構図の写真を
「ストリートスナップです」と主張している人が多くなってきているので
記載したものですので改めてご理解いただければ幸いです。

これが例えば望遠などで構えられたり、スマホでも上記のような
個人のみを狙った撮影であればどうでしょうか。

撮る側の気持ちだけで撮影した写真は発表したら問題になる可能性があり
問題にならなくても勝手に撮られた側の気持ちが完全にかけていますよね・・・。
アートであれば撮られた側の意思は確認せず拒絶できるのでしょうか。

事例はいくつか出てきているものの
現時点では曖昧なストリートスナップ
このトラブルに巻き込まれず正面突破する方法を考えてみましょう。

撮影した本人に確認の声をかけづらいのであれば

・スローシャッターでぶらす
・ぼかす
・個人が特定できない大きさで撮影する
・不特定多数の大人数を写しこむ

などの方法もありますし、

声をかけられる状況であれば
スナップ撮影後に改めて
「撮影させてもらえませんか?」と声をかけて数カット撮影してから
「じつは、その前にこんなカットも撮らせてもらったのですが・・」と
スナップの写真を見せて確認を取ればダメなのか、OKかがはっきりわかります。
「スナップ撮った後にいきなりこの写真撮ったんですけど」と言うよりも
ワンクッション置く分、許可がもらいやすくなります。

こういった、カメラマン視点だけでの主張だけでなく
今の時代に対応した方法を模索することが
これからカメラマンとして必要なことではないでしょうか。

肖像について詳しくは下記の記事を

web-tan.forum.impressrd.jp

 

 

モデルとカメラマンのための撮影マナー

個室にカメラマンとモデル1vs1の撮影は誘わない

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つるたまは直近2週間で3名ほどツイートを見かけました。
カメラを建前に呼び出されてやられちゃった人のお話を。。。

モデルの人は、そもそも二人の環境にはいかない
カメラマンの人は
個室ではなくスタジオシェアやイベントなどでトラブルを未然に防ぎましょう。

 

モデルやカメラマンは彼氏彼女じゃないので独占しない。

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一度撮影したら自分の専属のモデルやカメラマン化して
他の人に撮ったり撮られたりすると発狂する人が稀にいます。。。

他の人のカメラマンやモデルをしていてもヤキモチ妬かないことって大事です(^^;

 

撮影衣装は前日までにしっかり決めて連絡する

ポートレート撮影でポイントになる衣装。
U字のシャツや肌の露出の多い服装はできるだけ避け
どうしてもお願いしたい場合は、かなり仲良くなっていても
1週間以上前にきっちりと決めた方がいいでしょう。

当日なぁなぁにして着せて撮るカメラマンどうかと思うし
モデルの人はきっちり打ち合わせにないことは断りましょう。

 

失敗をカメラのせいにしない

カメラの性能が高くなり、いいカメラやレンズは腕を助けてくれますが
メモリーカードのトラブルや、撮影機材のトラブルは消耗品だけにいつか起こるもの

撮影データがなくなったのはカメラやメモリーカードのせいではなく
メンテナンス不足のカメラマンのミスです。

趣味であれば機材のせいにしてうやむやにすることができるかもしれませんが
プロでこれやったら仕事がなくなりますので
撮影機材の管理はしっかりと行いましょう。

 

他人の写真をdisるなら、その人のいいところを探した方が自分に生きる

お世辞にも上手いとは言えない写真にも、いいところは必ずあります。
その撮影者が何を撮りたかったのか
しっかりと見ることで写真を見る視点が養われ、
自分の写真へいいところを吸収することができます。

そもそも、disった分だけdisられて帰ってきます。
同じ連鎖反応なら褒めて仲良くなっていった方が
相乗効果でよっぽど楽しい写真環境が作れますよ!

モデルの方はTwitterで他人をdisってる人にお気をつけください。

 

その写真一枚でその人の人生が変わるので写真は勝手にアップしない

自分ではうまく撮れた!と思う写真でも
モデルさんにとってはNGなケースがあります。

その写真一枚で「このモデルこんな人なのか・・・」と撮影依頼がなくなったり
関係地があって撮れた写真も「ここまで脱いでくれるなら撮りたい!」など
その後のモデルさんに意図しないオファーが殺到し迷惑をかける場合があります。

人それぞれ写真の好みも違うので、
モデルさんとしっかりとイメージをすり合わせしながら撮影して
撮影後も、どの写真がOKかなどしっかりと確認してみましょう。

 

モデルさんの衣服や体には触っちゃダメ!

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どさくさに紛れて触りたい気持ちはわかります。。が絶対ダメ!

モデルさんは触られたらキレて帰るくらいにしないと
このパターンの場合よからぬことに巻き込まれますよ・・・。

 

正しい撮影マナーでトラブルに巻き込まれないようにしよう

ここ最近、Twitterなどで見かけたトラブルの元を
注意喚起の意を込めてご紹介いたしました。

カメラを持っていなかったら、
そもそも立ち入り禁止区域に入っていなかったと思います。

カメラがなければただの不審者になってないか意識することや
周りに配慮しながら撮影することが大切です。

またポートレート撮影では、
コミュニケーション不足が原因でトラブルになるケースが多く目立っておりますので
・ぶっ飛ばして露出の高いシーンの撮影をしない
・おさわりしない
・撮影前、撮影中、撮影後
しっかりと話してイメージが食い違わないようにしてみると
新たな視点やコミュニケーションが取れて
さらにお互いに相乗効果があるいいカットが撮れるようになります。

改めて、WEBや雑誌、写真教室、販売店、メーカー各所から
写真を撮る意識やマナーを伝えていかないと

さらに撮影禁止場所が増えたり撮影者の自分本位で
一方的な写真や作品が増えてしまうのではないかと思い
つるたま視点でお届けいたしました。

みなさまの心に少しでも伝われば幸いです。