ノーストロボでもプロカメラマンとして活動できる時代になってきましたが、撮影していると出てくるストロボが必要なケース。
これからストロボはじめたい方向けに、最近出てるGODOXなど安いストロボから安定性のあるProfotoや、ストロボだけでなくスタンドやソフトボックスまで一気にご紹介していこうかと思います。
- GODOXはお試し価格ではじめやすい
- 3万円前後の予算なら選ぶ幅が広がる
- ガッツリこだわって撮るならProfoto A1だいぶいい
- 脱直付け!オフカメラライティングでおすすめのスタンド関連用品
- 人物撮影するなら安い背景サポートではなくマンフロットがおすすめ
- ソフトボックスなどのアクセサリー
- ライティングを学べる書籍
- 最後に
GODOXはお試し価格ではじめやすい
一番よく聞かれるストロボがGODOX TT600
7000円くらいで買えちゃうし、試しに買ってみたら普通に使えちゃうので何が問題あるの?と話題に出たりします。
まずTT600が初心者向けかというと、メーカー純正のストロボではデフォルト機能の適正な明るさで自動に発光してくれるTTLがついておらずマニュアルで光量を決めなければいけないので、初心者向けとは言いづらいです。
買った後でどう使えばいいの?と聞かれたときは、そもそもTTL自体がストロボ慣れてくるとあんまり使わなくなってくる機能なので、適正露出と発光量の関係の話したりしてます。(これ希望があれば細かく書くかも)
なので、安いので買うならTTLついてるTT685の方にしたほうが無難です。
TTLついてもう少し安いTT350は最大発光量の目安になるGN(ガイドナンバー)が36なので、ちょっと物足りなくなる可能性があるのと、もうちょっと値段出すとバッテリーがリチウムイオンのV850Ⅱもあるんですが、リチウムイオンは予備バッテリーないと充電したはず(残ってたはず)なのに使おうと思ったときにあれ?ってケースがあるので、おすすめからは外しました。
GODOXの注意点
・発光量の安定性が△
・今まで問題なく使えてたのにある日突然ぶっ壊れる
っていうのが、GODOX使ってたり他の人と情報交換してて感じた点です。
ストロボは消耗品の部類で、この価格ならガンガンぶっ壊れても買い替える
ちょっと試しに買って使ってみたいくらいの感覚であればGODOXいいと思います。
割り切り大事!
3万円前後の予算なら選ぶ幅が広がる
メーカー純正も買える価格帯になってきますが3万円前後から、ストロボがいろんな種類選べるようになってきます。
その違いが何かというと
・メーカー独自のTTL(色温度合わせてくれたりもする)
・ワイヤレスでのシンクロ機能がついてたりする
・発光量(GN)
・単3電池かリチウムイオンか
このあたりが、違ってきまして純正の方が初心者の方にはやっぱり安心には作られてます。
が、純正品ではできない部分をストロボメーカーは作ってきてるわけで、ご自身にどの機能が必要かを取捨選択するのが、この価格帯のポイントになるかなと。
つるたま個人的には、あとあとワイヤレスでのライティングを覚えてポートレートや商品撮影などにステップアップすることを考えて、TTLついている方が安心であれば、こちらのNissin Di700A & Air1をおすすめしてます。
ワイヤレスライティングには送信機が必要になるのですが、送信機がセットになっているというのが嬉しい点です。
シンクロ率を安定させたいときはCactus
Nissin Di700aを使っていて感じたのが、建築写真だったりポートレートで壁の後ろに隠したいときや、距離がある場合シンクロ(発光)しないことがある点。
もうちょっとシンクロ率上げたいなと買ってみたのがCactus RF60Xで、こちらはTTLなしのマニュアルのみですが、光量も十分でしっかりシンクロしてくれたので3灯購入して(ストロボは個数を”灯”で数える)ガンガン仕事でも使ってました。
個人的には一番おすすめのストロボです。
ワイヤレスで使う場合はCactusRF60X単体でも親機にはなりますが、2台必要になるのと、カメラ位置から発光させたくないからワイヤレスにするわけで、送信機V6Ⅱの購入が別途おすすめします。
めちゃめちゃ流行ったGodox AD200Pro
ポートレートやコスプレ界隈で一時期めっちゃ流行って今も使ってる人が多いAD200Pro。
単3だと枚数撮ってると途中でバッテリー替えたり、使用頻度高いとあれもうなくなっちゃったってケースがあるんですが、リチウムイオンでこの価格なのかよ!とめちゃめちゃ売れた印象。
いつか使ってみたいと思いつつ、他にもストロボいろいろ出てるのでこれをつるたまが買うことはなさそうだなと。
ガッツリこだわって撮るならProfoto A1だいぶいい
今使ってるストロボがProfotoA1。当時めちゃめちゃ値段高かったのですが、発光部分が丸型でセットでついてるディフューザーがマジで使える。
ストロボって芯が硬く残る印象だったのですが、ほんと太陽光みたいにやわらかい光なのでめちゃめちゃお気に入り。
レンタル後、速攻で買いました。
今は新型も出てるのもあり銀一でたまに格安で旧型売ってたりもするので、値段出しても安定しててやわらかい光がいい!って人にはA1シリーズおすすめです。
今気になってるストロボがじつはある
クライアントさんに、機材を会社で用意したいとご相談いただき、AD300Proを今使ってるのですが、Bowensマウントのオクタゴンがかなりいい。
Profoto使ってて気になったのが、今後A1用のアクセサリーが出るって話が全くなくなってしまったってこと。
今出てるProfotoをつけるアダプタを一回買ってみたのですがでかいのなんので結局全然使わずになってしまったので、しばらくProfoto使ったしそろそろ違うストロボに挑戦してみたいなと気になってるのが、AD100 PRO
400Proと比べると300wから100wに落ちるのですがその分サイズはコンパクト。
次ストロボ買うときは一回これ買うと思います。
脱直付け!オフカメラライティングでおすすめのスタンド関連用品
ストロボをカメラに直付けから卒業して様々なライティングをするのに必要になるものがまずはこちら。
・送信機(ストロボがワイヤレス対応であれば)
・スタンド
・アンブレラホルダー
・ソフトボックスなど
っという感じです。
送信機はご自身の持っているストロボに対応しているものをそろえていただいて、すたんどのおすすめはカーボンタイプのスタンド。
めちゃめちゃ軽くてかさばらないので、Nissin LS-50Cを重宝しております。
注意点としては屋外でのソフトボックスなどをつけての使用は風での転倒やそもそも折れないかとかちょっと不安点があること。
主には室内で使用しておりまして、風がある屋外や大き目のソフトボックスや軽量ではないストロボを使う際はいろんなスタンドを使ってきましたが銀一オリジナルのスタンドが、安定感とコスパいいので気に入ってます。
クリップオンをスタンドにつけるのに必要なアクセサリー
スタンドにストロボを取り付けるのに必要なのがアンブレラホルダーとダボ。
アンブレラホルダーは2千円前後してたのですが試しに格安のNEEWER買ってみたら以外と使えるので比べてみると作りは安い部分があるけどたいつの間にかどこかでねじなくすことも考えるとこれでいいかと。
スタンドとアンブレラホルダーを取り付けるのに必要なのがダボで、これも形が合えば何でもいいかと。
スタンドとダボを購入するコストを抑えるという点では、ETSUMIがスタンドにそもそもダボついてるので、コスパよしです。
必要であればバックグランドサポートや背景紙なんかもあるとベスト
自宅でブログ用やInsta用の小物撮影したい場合、あると便利なのが背景紙。
背景紙を立てるための小型の背景サポートと白黒あると割といろいろ撮れます。
背景スタンドまではちょっと面倒だったりする方や、こちらもまた必要に応じて、柄があるシートがいろんな種類出てるので、上記リンクから見ていただくとおしゃれにInsta映えが撮れるシートがあるのでこれもまたもっておくと便利かなと。
人物撮影するなら安い背景サポートではなくマンフロットがおすすめ
安い背景サポートいろいろでていて、使用頻度高くないしと安いの選択する方もいらっしゃるのですが、安定感や転倒からの怪我防止、撮影延期のリスクヘッジできるのでつるたまはマンフロットおすすめしてます。
スタンドの強度が全然違うので、一回買っちゃえば長く使えるもので人物が撮影できるサイズの背景紙は重いので、安いの買って不安定な中で撮るよりほんとマンフロット安心できます。。。
ちなみに、好みに分かれますがモデル撮影用の背景紙はモデルさんが分で汚れたりシワが出たりするので背景布よりサベージの背景紙をつるたまは使ってます。
ソフトボックスなどのアクセサリー
ストロボ発光の光を和らげてくれるのがソフトボックスなどのアクセサリー。
軽量小型にカメラバッグに収納できるのでRoundFlash Dish(画像右)をつるたまはよく使ってます。
多灯ライティングをしていく上であると便利なのがカラーフィルター。
ジェルとも呼ぶのですが、ROGUEカラーフィルターキットがあると色温度も変えられるので白背景でもこんな写真撮れちゃったりします。
ソフトボックスはグリッド付きが光射範囲を選択できるのでいい
クリップオンのストロボにソフトボックスをつける際は、アンブレラホルダー付きのソフトボックスがおすすめで、やわらかくするだけでなく別売りでグリッドをつけると光が当たる範囲(光射角)を狭めて写真のバリエーションを増やせるので慣れてきたら挑戦してみると、同じソフトボックスなのに光の当たり方や写真が変わるので面白いかと。
Bowensマウントのストロボならオクタゴンのソフトボックス
最近お気に入りなのがGODOXのオクタゴン。
たたむ形式はいろいろあるのですが、アイキャッチキレイに入るしめちゃめちゃ盛れるし光がやわらかい。
全部今Bowensに乗り換えようかなと悩んでるくらいこのソフトボックスいいのです。
ライティングを学べる書籍
どんな写真撮りたいかにもよりますし、今はねっと調べればだいたいのこと出てくるので手元に置いておくとパッと予習しやすいって意味合いになりますが、このあたりの書籍あると、次の撮影どんなライティングがいいかな、どうやればいいかながわかりやすいかと思います。
実際書いてあることを覚えていけば、写真を見ればだいたい何をどうすればこれに近い写真撮れるのかが読み解けるようになってくるので、最終的にはそこを目指していくといいかと。
最後に
っというわけで、今まで書いてたことを一気にざっと一記事にまとめてみました。
仕事以外であんまり写真撮らなくなって、コスやポートレート写真をプライベートであまり撮らなくなりましたが、撮ってないとライティングや写真の引き出しも増えないので平日で何か機会あればお声掛けください。
それでは、また。