ほぼモノブロックやジェネを使わず、スタジオでもクリップオン派のつるたまです。
3-5万円前後でクリップオンタイプのストロボが買える中で、Profoto(プロフォト)から発売されたA1。
価格は約11万円前後。
従来製品よりも、フル発光でもチャージが早く、硬いストロボ光のイメージを和らげたProfoto A1は、電源の確保できない屋外撮影や出張撮影の多いカメラマンにおすすめです。
今回、マップレンタルさんの年末キャンペーンで二日料金で1/9までレンタルしてきたので早速ご紹介いたします。
Profoto A1のスペック
Profoto A1は最大出力 : 76Ws、HSS対応、出力レンジは2.0-10まで指定できる。
Profotoに慣れている人であれば馴染みがありますが、出力レンジの2.0-10.0表記は他社クリップオンでいう1/128とかの表示。
モデリングライトとしてLEDも搭載され、暗所での撮影にもかなり役立ちます。(実際にこの写真モデリングライトでライティングイメージしながら真っ暗な部屋で撮ったものです。)
バッテリー容量はフルパワーで最大350回ほど。
従来のストロボ製品は単3が多い中、専用のバッテリーを使うことで撮影中でも瞬時にバッテリー交換ができたり、チャージが早くフル発光近くでもクイックに、未発光がほぼなく撮影できました。
バッテリー充電にかかる時間は最大80分っというのも、複数バッテリーを持つことを考えると嬉しいところ。
TTLへの切り替えやAir Remoteにも対応。
クリップオンストロボでしばしある、撮影中のWBのばらつきは頭を悩ませる問題でした。
Profoto A1ではスタジオライトと同様に高品質な光を保てるよう5500KB設計され、前面にはフレネルレンズ、発光間はクオーツ菅を使用。
Profotoがもつスタジオでのノウハウにより、やわらかな光とハードな現場環境に応えられるクリップオンストロボが登場したのです。
Profoto A1 - 世界最小のスタジオライト - Profoto
A1は、Profotoの歴史と技術を受け継ぐフラッシュです。今までにない小さな筐体に、スタジオライトの優れた点を最大限組み込みました。ラウンドヘッドが自然な美しい光を作り出します。使いやすさも抜群です。高速リサイクリングタイムと高性能のバッテリーで、決定的瞬間を逃すことはもうありません。A1は写真撮影のあり方を大きく変えます。オンカメラでもオフカメラでも、場所を選ばず美しい光を形作ることがで...
っというわけで、高くても効果があるなら仕方がないかなとつるたまの中でここのあたりから揺らぎ始めました...。
気になってマップレンタルさんで借りてみた。
マップレンタル|照明機器 ストロボ Profoto A1 Air TTL-C(キヤノン用)
ビデオカメラのレンタル、デジタルカメラ、レンズ、ビデオ、プロジェクター等映像機器のレンタルショップ。Profoto A1 Air TTL-C(キヤノン用)は新宿駅徒歩5分!のマップレンタルへ
購入すると高価で、試しに買うにはちょっとビビる。
マップレンタルさんで1日3000円でレンタルすることができ、2017.12.27~2018.1.8の期間年末年始の休業の為、2018.1.9まで、二日間料金でレンタルできるキャンペーンを見つけて、勢いで2灯レンタル。
Profoto A1付属アクセサリー
ストロボの先端を回すことでズームができますが、他にワイドレンズが付属。
その他には今回Profoto A1のポイントにもなるドームディフューザー
バウンスカードなど、アクセサリーはマグネットで簡単に着脱可能。
この他にはバッテリーチャージャー、ケースなどが付属する。
その他に買ったもの
夜景撮影に役立つカラーフィルターキットをレンタルしたものの、気になっていたソフトバウンスはマップレンタルさんでは未入荷。
海外店舗には在庫があるものの、日本への発送は行なっていない。
どうしようかなとたまたま中野で撮影後フジヤカメラに行ってみたら「本日入荷で在庫にまだ余裕がある」とのこと。
なぜかソフトバウンスを購入しまして、レンタル代と合わせると約4万円の出費に。
おおぉぉおぉぉっっっ!!!これはもうブログ記事でどうにか取り返すしかないと、自分で試すだけでなく記事化したというのが今回の経緯です。
長くなりましたがここから実写レビューへとうつります!!
まずはProfotoA1と従来のストロボを比べてみる
従来ストロボ+Rogue vs ProfotoA1+ソフトバウンス
ひょっとして、アクセサリー使ったらほぼ同じデータになるんじゃない?っとふと思ってやってみた従来ストロボにRogue FlashBender2 ソフトボックスをつけた左写真と、Profoto A1にソフトバウンスを装着した右写真。
ほぼ同じになるように色温度と明るさのみ調整。
FlashBenderを使用している分、アイキャッチは左写真の印象ですがよく見ると直ストロボ同様鼻や目もとのテカリが抑えられていてナチュラルに右のProfotoA1+ソフトバウンスが撮れています。
これがProfoto A1の光の質の差なのか...!
ストロボの光が嫌いっと感じてほとんどいままで日中の屋外ロケでストロボ使わなかったつるたまには、ストロボ感をできるだけ抑えて自然に仕上げられるので好ポイント。
ガイドナンバーとワット数が苦手な人の為の、実際撮ってみた写真とチャージの速さ
左がProfoto A1、右が従来のガイドナンバー54(200mm時)表記のストロボを使用した写真。
ここでは光の質ではなくフル発光でISO100 シャッタスピード1/125で絞りがいくつまでいけるのかをほぼ同じ場所で比べてみました。
従来製品のガイドナンバー54のストロボではフル発光1/1でf8、Profoto A1フル発光10.0ではf11でもまだやや明るいくらいで余裕があります。
直付でフル発光だと流石にそこまで写真に差が出なかった..。
ただ、実際撮影してみた感じでは、屋外フル発光で従来ストロボではチャージに時間がかかりましたが、Profoto A1は専用バッテリーの分ストレスなくシャッターを切ることができた。
電源が確保できないロケーションの中で。このフル発光でもチャージが速いということが、多くのカメラマンに取ってメリットになるのではないかと思います。
Profoto A1の気に入ったポイント
ストロボ直付け+ドームディフューザーでサクサク撮れる
モデル:napi
つるたまは普段ストロボを使うとき、ストロボを弱くして環境の露出差を少なく逆光や日陰で撮影することが多い。
同様のケースでProfoto A1にドームディフューザーだけつけてTTLやマニュアルに切り替えて撮影を行なってみましたが、いつもなら気になっていたテカリや光の硬さを気にしてマニュアルやアクセサリを変えていましたが、ドームディフューザーだけでも十分に光を補ってフットワークが軽く、ストロボを気にせず撮影に集中できるのがすごくいいと感じました。
Profoto A1は買いなの? ファーストインプレッション
300枚ほど撮影してみて、10万超えるならモノブロックで別機種買ったほうがいいんじゃ…。と当初思っていましたが、日中の屋外でで光量を強くしてもチャージが早く、バッテリー増やせばいろんなシーンで使えそうだなと。
また露出差をできるだけ無くしてストロボを弱くしてドームディフューザーを使用するとフットワークが軽くナチュラルに撮れることがわかり、つるたまは買い!!の方向で動きます。
すぐにではなくYahooショッピングでポイント15倍になったときにマップカメラさんでタイミングみて買おうかな...っと。
屋外ロケや電源やスペースが確保しづらい出張撮影では効果を得られると思うので、1月下旬に欲しいと思う方は予約してみてはいかがでしょうか。
文字数がかなり多くなったので、夜や2灯ライティングやハウススタジオなど他の撮影シーンはまた次の記事で!
それでは、また。