「これからカメラ買いたいのですが何がいいですか?」
っと聞かれた時は、中古カメラ屋さんで3〜5万円ので試してみるのがいいですよとおすすめしております。
よく聞かれる内容なので、2018年12月時点でのおすすめ機種や価格相場の調べ方やその理由をご紹介いたします。
デジタル市場は性能が対等しつつある
一昔前には新製品が出ることに画素数が上がっていっていたデジタル一眼市場
高級機を見れば3000〜5000万画素も珍しくなくなりましたが、一般的にWebやPCやスマホの画面で楽しむのであれば1800万画素あればもう十分に表示できるサイズです。
一昔前の基準値になっていた画素数は必要サイズを上回り、各社の入門機種では最新機種でも2000万画素台が続いております。
1800万画素の一眼デジタルのボディのみであれば約3万円で購入することができ、中古市場ではレンズが別売りになりますので、+1万円しないくらいで標準ズームレンズである18-55mm f3.5-5,6などが購入できるのです。
画素数から性能や撮りやすさに変化していった最新機種
それでは最新機種との差は何か。
最新機種は性能表で言えば1秒間に何枚写真が撮れるかの連写コマ数やAFセンサーなどその瞬間を誰でもしっかり撮りやすくなっております。
もう入門機種でも、一昔前の中級機とほぼ同等の力を持っていて頭打ちになってきた分各社がコンパクト化に向けたミラーレスに力を注ぎ始めています。
もう最新機種でなくてもいいし、「初心者なら中古カメラで安く初めてより楽しくなったり撮りたいものが明確化された時に予算をかければいいんじゃないか」と思ったのが、このスペックが頭打ちになってきたという部分。
最新機種と中古カメラの性能差が縮まってさほどなくなってきているのです。
なぜ中古カメラなのか。その答えは二極化に
それでは、メーカーカメラ販売員として量販店に勤めていた経験を持つつるたまがなぜ中古カメラをおすすめするのか。
それは販売していた経験から、入門機種を買った後、個人差はありますが3~6ヶ月くらいでカメラに慣れ、中級機やフルサイズ機などにステップアップする人もいれば、もう少しやっぱり小さい方が持ち運びしやすいと常時持ち運び用のミラーレスを購入している方がいるから。
もっとこの写真が撮りたいと明確になりレンズを買う人もおりますが、大きく分けると中級機などへのステップアップかミラーレスなどのコンパクト化。
新製品を買うとどうしてもそのあとのハードルは少し上がってしまうので、そのどちらに自分が当てはまるのかを中古市場は判断しやすく、逆に値段も落ち着いているので手放しやすいのです。
もちろん気に入ってその機種を長く使う分レンズに投資するということも可能です。
どこで買うのか、信頼できる中古カメラ屋で値段を調べる
中古カメラを買う時におすすめなのがフジヤカメラとマップカメラ。
大手中古カメラ店です。
品数も多く、値段も様々な商品が並んでおりまして1800万画素で連写5コマを目安におすすめしております。
少しだけ細かく説明すると高感度耐性と呼ばれる、屋内など人間の目で見て明るくても、カメラでは暗く写真がザラザラになってしまう部分を改善してくれる機能が向上しております。
室内以外の屋外でも実際には夕方くらいには差が出始めたり曇りの日でもその差が出始めます。
1万円代で買える機種の多くは画素数が1000万画素前後で高感度耐性があまりないので、屋外日中でしか撮りません!っという方や暗いときは三脚使う!とりあえずほんとやすく試したい!っと割り切っている方以外にはおすすめしておりません。
余談ですが、すでに一眼を使っていて他メーカーも使ってみたいという方にはとんでもないカメラ沼なので、試しに値段安い順にしてみてみると意外な掘り出し物があるかもです。
個人的おすすめの機種
Canon EOS Kiss X7i ¥32,800~
Canon EOS60D ¥27800~
ざざっとみておすすめの機種はこの辺り。
(記事が長くなりすぎた為、Canonのみに割愛しました)
Canonについては入門機種より中級機の方が安いという下克上が起きてるので、大きさ気にならなければ長く使う意味でも60Dがいいかなと。
ボディのみなのでレンズは別売り1万円くらいから
レンズはCanonならCanonもしくはTAMRON SIGMAなどが出しているキヤノン用のレンズが装着可能です(よくある質問なのですがNikonや他メーカーのレンズはつきません)
また、EF-SやDCなど将来フルサイズ機にステップアップした際には使用できない、入門機や中機種に多いAPS-C専用のレンズになるというのが今後ちょっとだけ覚えておいて欲しい点です。
Canon EF-S 18-55mmF3.5~5.6 IS ¥5800~
Canon EF-S 18-135mm F3.5-5.6IS ¥19800~
SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS(キヤノン用) ¥22800~
まずはキヤノンで最初に購入しておきたい標準ズームレンズ。
値段を抑えるのであれば18-55mmで、ズームをもう少し伸ばすなら18-135mm、せっかくなので長く使っていろんな写真を撮ってみたい、長く使えるという部分ではF2.8のSIGMAが出しているキヤノン用レンズがおすすめです。
Canon EF 50mm F1.8 ¥7800~
TAMRON 11-18mm F4.5~5.6(キヤノン用)¥21800~
TAMRON 60mm F2MACRO ¥23,900
プラスアルファで購入するのであれば、新品でもあまり価格差ないのですが50mm f1.8、風景や建築など撮るのであればTAMRONが出しているキヤノン用レンズ11-18mmは標準ズームレンズよりさらに幅広く取れるのでかなり楽しめるかと思います。
商品など小物撮影がある場合はマクロレンズも中古なら2万円代から買えるのが(・∀・)イイ!!
ちなみに子供の運動会やディズニーの撮影がしたい場合などには望遠レンズが必要になります。
直近で望遠レンズ必要な場合は値段差を考慮すると新品を買った方がいいかもしれません。
中古を買う際の注意点は
まずは個人間のフリマアプリやSNSなどで買う際は値段が高くついてしまう場合があるので、先ほどのマップカメラで購入した価格などとしっかりと価格相場を把握すること。
またレンズの接点不良などエラーを持っていることがあるので、信頼できる人なのか注意が必要です。
カメラにはシャッター幕の耐久回数という使用回数目安がありまして、耐久回数を超えると修理の可能性が出てきます。
とはいえ、シャッター幕15万回のカメラを36万回まで使ってたことがありますし、10万回のカメラで8万くらいで終了になったこともあるので運であり目安です。
シャッター幕は購入時に教えてもらえませんが調べる方法はあるので、気になった方はチェックしてみてもいいかと思います。
本体よりレンズに投資すると楽しさが広がります
Nikonや富士フィルム、SONYのことも書いていたのですが、書き終わってみたら7000文字超え。
これはやばいと記事をCanonのみに絞り込みましたが、デジタル一眼は一定時期の機種からスペックが落ち着いてきているので本体に予算をかけるよりもレンズに投資した方が幅広く写真を楽しめるようになってきております。
まずは一度やすい組み合わせで試してみて、持ち運びのしやすさやセンサーサイズが気になった場合はボディを。(SONY α7シリーズとか)
今回掲載したx7iや60Dは比較的高感度の耐性はあり長く楽しめる機種でもあるので、もっとこういう写真が撮りたいなど表現が気になった場合はレンズのバリエーションを増やしていくと楽しさが広がります。
低価格で買った分、フルサイズのミラーレスが欲しい!っとなっても買い替えやすいというところがポイントなので、せっかく買うなら長く使えていいもの欲しいという場合はα7シリーズが個人的おすすめなので勢いに乗って行っちゃうのもいいかもしれません。
それでは、また。