仕事では使わないと言いつつ、いざという時本当にEOS Rが使えるのか気になるじゃないですか...
っということで今回はプロレスリングシークレットベースでEOS RのAFがスポーツや動体撮影にも使えるのか試してきたので、動き物撮りたい!っと考えている方向けにご紹介いたします。
使用する撮影機材と設定
・EOS R
・EF-RFマウントアダプター
・TAMRON SP24-70mm F2.8VC
上記の組み合わせで行いまして、重要なのは設定!
EOS Rで動体を撮るカメラ設定
AF動作をサーボ、コンテニュアスAFをするに設定。
AF方式を顔認識にすることでAFエリアを広く確保しました。
AF方式は7種類あるのですが、自動選択で一番エリアを広く認識してくれるのが顔認識だから。
この顔認識でずれる場合は、みながらタッチしてAFエリアを認識させるイメージです。
もう一つのポイントは露出シュミレーションをするにして、サードパーティーのレンズを使っている際はレンズ光学補正をオフにすること。
露出シュミレーションをするにすることによりEVF(電子ビューファインダー)内でも、撮影する明るさが反映されます。
※ストロボ撮影するとき、これオフにしないと真っ暗で何も見えなくなるやつかな。今度やってみよ。
レンズ光学補正は、そんなに他社との差別化しなくてもいいんじゃないってくらい、EOS 5D Mark4以降この設定入ってると、モニタ上に変な丸が出るようになってます...。
EOS Rで顔認識で動体やスポーツ撮影
まずはシングルマッチ!
撮ってみるとすぐ実感するのですが、高速プレビューできるのがRFレンズのみなので、マウントアダプタとTAMRON SP24-70mm F2.8VCの組み合わせだと、シャッターを切っている感はめっちゃEVF内が残像。
このタイミングなら撮れるかな?で勘を頼りにシャッターを切ると、タイムラグもそんなになくチョップが当たったタイミングでバッチリ撮れます。
この辺りは個人差ありかも。
続いて入場後のポーズなどは問題なく撮れます。
...!!
あれなんかピントがっつり合うとさっきと全然違うぞ?
っということに気づきつつ試合中なので設定を変えられずそのまま強行。
AFを顔認識させることにより、従来のキヤノン機よりも構図の自由度が増え、また飛んでいるシーンや、今までちょっと撮りづらかったシーンも撮れるのは結構大きい。
※ただ、EVF内では見えてないので本当に勘が頼りです
ちなみに、マスクマンの顔認識はやっぱりできないので、対戦相手の顔認識や体のどこかを検出してピントを合わせております。
マスクマン同士の対戦だと使えないので、あんまりないけどその場合は頑張ってタッチAF駆使しようかなと。
設定の見直しでめちゃめちゃくっきりピント合うようになった!
休憩中に変更したAF設定は、被写体の追従性+1、速度変化に対する追従性+1に。
変えてみたらめっちゃピント合うようになりまして、スポーツや胴体のジャンルにもよりますが、この追従性の微調整は各自で良いものを探し出してみると良いかなと。
複数人数のタッグマッチとフリッカー問題
窓から差し込む光を順光にすると綺麗に撮れるものの、室内灯が付いている環境は苦手のようで、フリッカーの設定オフでも今までこの会場普通に撮れていたのですがEOS Rはちょっと違うみたい。
たまに妙にマゼンダが乗ったりして、フリッカーの昨日はつけておいたほうがいいんだな〜っと。
フリッカーレス撮影するにするとタイムラグと連続撮影速度の低下があると書かれてたのでつるたまはこの設定入れてなかったのです...。
っというわけで、ライトルームで現像時にカバーしまして帰ってからいろんな写真見返してみましたが、今までピントが合わせずらかったシーンも結構ピントきているのでシャッターチャンスは増えるし、いざという時は使えるなということを認識。
複数人数のタッグマッチなどでは、たまにピントあわせたい選手以外にピントずれてしまったりして、AF設定もうちょっと粘ってほしいな〜っというところ。
たまに奥にいるレフェリーにくっきりピント合ってしまうことがあったりして、この点は今度キヤノン行くときプロサポートの人に相談しよ...
EOS Rの顔認識は設定次第で使えるしRFレンズならもっと撮りやすくなる?!
今回マウントアダプタを経由してTAMRON SP24-70mm F2.8VCで撮影しましたが、AFのスピード自体は問題なくスポーツの動体撮影可能でした。
これってマウントアダプタ経由してる分ちょっと遅くなってたりするものだと思うので、純正のRFレンズ直付だと高速表示もできるしどれくらい撮りやすくなるんだろうと期待してしまうほど。
F4でも問題なければ24-105mmF4はすでにRFで出ておりますので、セットで買うのもいいかも。
つるたまは年末の28-70mm F2が出るまでは粘ります...!
それではまた。