ULTIMOFOTO

写真とカメラとスキなコト

ULTIMOFOTO 一瞬一撮

撮影した後でピントがあうカメラ!LYTRO ILLUM(ライトロイルム)を体験してきた!

f:id:maphoto:20141210110335j:plain

LYTRO ILLUM CAMERA体験レビュー

撮影した後でピントが合うカメラ

12月12日に発売されるLYTRO ILLUM(ライトロイルム)を発売前に
体験させて頂く機会をもらえたので早速製品レビュー。

 

LYTORO ILLUM(ライトロイルム)のふたつ仕組み

いろいろなところにピントを合わせられるレンズの仕組み

 

ライト・フィールドセンサーと
CMOSセンサーの前に組み込まれている
マイクロレンズアレーにより
レンズ全面を通った光を記録し右側と左側を個々に利用することが出来る。


この仕組みにより、あとからピントをあわせたり
3D効果や立体写真を撮影することが出来るようになり
パララックス効果のある写真や
ジオラマや商品などの撮影にもおもしろそうな予感!

 

従来のカメラとの大きな違いはピントの検出の仕組み

実際にあとからソフトでピントをあわせることが出来るライトロイルム
何枚かの写真で構成されているかと思っていたのですが
従来のカメラはピントを面で検出しますが
ライトロイルムは奥行きの情報を検出し記録する仕組みとのこと。

f:id:maphoto:20141210125212j:plain

その為、撮影時にヒストグラムが出ますが、
このヒストグラムは明るさ情報ではなく、
奥行きと手前にどの距離にどのくらいの被写体があるかを検出しているので
このヒストグラムを参考にピントあわせることが
このLYTRO ILLUMを使うポイントとなるそうです。

モニタ右下の青が手前
モニタ右上の赤が奥までの被写体を表しており
出来るだけ青から赤まであわすことで全域にピントが合うようになる。

ヒストグラムはシャッターボタン横の
丸いライトロボタンを押すことで表示されます。

f:id:maphoto:20141210131157j:plain

 

ここが魅力!ライトロイルムの特徴とは

・あとからピントが合わせられる

・スマホやタブレット端末で上下左右にドリーのようにスライド可能

・ソフト上でチルト効果やF値を自在に調整

・想像より軽く持ち運びしやすい!

 

ソフトウェアLytro Desktopで出来ること

撮影データはRawの状態で調整が可能

f:id:maphoto:20141210134706j:plain

 ソフト上でf11-1までの絞りを選択可能で、
チルト効果を加えることも。

その他にはライトルームのように露出、
コントラスト・ハイライトなどの項目も調整することが出来るそうで
家に帰ってきてからここまで調整出来るってすごいっ!

アニメーション動画機能

f:id:maphoto:20141210151509j:plain

ライトロイルムのソフトから動画を選び
テンプレートを選択することで奥から手前にピントをずらしたり
全体を魅せたり簡易的に操作が出来るのが嬉しいところ。

 

 

ファイルサイズはFullHDとHDの2つを選べ
フレームレートなどは変更できない物の
書き出した後に、素材としてプレミアなど
動画編集ソフトで編集が出来るとのこと。

 

制作したクリップはmp4形式で書き出され
ソフトからLytroサーバー上にアップし
スマホやタブレットなどの端末のアプリでみると
端末の傾きにあわせて左右に揺れるような映像を楽しめる!

※htm5対応のブラウザであればみれるとの情報も

 

使い方はアイディア次第!LYTRO ILLUMを楽しむ!

実際に今回ライトロイルムを試してみて
約20万と高額ではある物の、使い方次第では
WEBでの商品や映像コンテンツにはかなり活用できるのではないかと思います。

上記のクリップでは思いっきりで
フォーカスした状態からピントをあわせて商品を魅せたり
左右に揺らすことでパララックス効果があったり、
ユーザーの使い方と魅せ方次第で
このカメラの面白さが広がるのではないかと思います!