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自宅でもできるアパレル商品撮影の基本と機材&簡易ライティング

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今回はアパレルのパーカーやTシャツ、キャップなど

自宅や出先で撮影するために必要な機材やライティングやセッティング例や、商品撮影の基本事項などを、自分で商品撮影したいアパレル関係者やアパレル撮影全く知らずにアパレルの仕事取っちゃった人向けにご紹介します。

この記事を書いた経緯。私は非常にがっかりしている。 

まずこの記事を書こうと思った経緯を少し長くなりますがお話しさせていただきます。

普段取引させていただいているクライアントさんから

「スタジオで宣材とアパレル撮影がしたい」と、日程の打診がありました。

その後どうなりましたか?と聞くと、他の社員さんのツテで別のカメラマンチームに頼むことになったと。

ここまではよくある話。

実際ECサイトに上がってきた写真を見ると、「これアパレルじゃなくてただのポートレートだよね」っていう全身写真で商品がわからないものだらけ。

「本当にその写真しかないんですか?」と尋ねると「ないので困ってます。」と。

その日現場に行ったモデルさんたちに様子を聞くと各フロア(3、4フロアで同時撮影)にカメラマン1名にアシスタント1名がついて撮影していたとのこと。

責任者が誰だったのか、新人に任せたのかもしれないけど仮にカメラ&アシスタント6名いたとしてアパレルの撮影が間違っていることに誰も気付いていないという事態。

もしかしたら担当社員がこのフロアはアパレルグッズ撮影だとカメラマンに言わなかったのかもしれない。

だとしても、趣味じゃなく仕事なんだから全身だけじゃなく全身半身アップ縦横は撮るべきだし、最近のカメラマンって本当に何も知らないんだと痛感。

つるたまに取っては、仕事を奪って行ったカメラマンなので「そんなん知らん」ってのがフリーとしては普通でもあるのですが、本気で知らないのはそこにいたアシスタントっも間違って覚えてしまうし、今後カメラマンがどんどん劣化していってしまうので記事化いたします。

 

記事を書いてる人のアパレル実績

・WEARでユーザーがスマホで室内の壁で自撮りをしているときに一眼・屋外自撮りでランキング上位に入り屋外撮影や一眼を流行らせる
・ZOZO TOWNに参加するアパレルブランドを視覚効果で上位に押し上げた

昔の話ですがアパレルECサイトのスタジオに勤務している際にはこんな経験がありました。

視覚効果を用いた販売施策が得意な人です。

まずは自宅で簡易的に撮影してみる

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新品ではなく洗濯後のしわがあって申し訳ないのですがまずは窓から入ってきた光だけで、ハンガーにかけた状態で撮影。

いわゆる自分でカメラ持ってて撮影したいだとノーストロボで工夫していることが多いと思います。

もちろん光の向きや背景など工夫するだけでも撮れますが、どんな天気でも何時でも同じ写真を撮るのは難しくなり、ECサイトを見たとき明るさがバラバラになってしまうため、安定した写真を撮るためにストロボなど照明をおすすめします。

簡易ストロボ1灯ライティングの必要機材

・ストロボ x 1
・ストロボ用ワイヤレスリモート
・アンブレラホルダー(スタンドにストロボをつけるためのもの)
・スタンド

この4つで行います。格安のものをamazonなどで買い揃えれば2,3万円くらいで買えはしますので調べてみてください。


 ストロボ直当てで簡易ライティング

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スタンドにつけたストロボを自分の真後ろに設置します。

その状態で撮影するとこんな感じで裾のあたりに影がついてちょっとお洒落な感じになります。

最近のZOZOTOWNを見ているとハンガー残しでも売れているようなのですが、ハンガーが気になるようであれば、フォトショップなどでハンガーを消しましょう。(例なので雑です)

ライティングを斜め45度にして影の位置を変える

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影の位置をもう一工夫入れたいと思い、今度はストロボを真正面ではなく斜め四十五度の位置に移動しました。

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この影の位置を変えることや壁の色などでオリジナリティを入れていくこともできますので、自社のポイントになる写真を追求してみるのも面白いかと。

ライティングを決めたら、首回りやプリントやポイントがわかる写真、後ろがどうなっているかを撮影します。

 

難しかったら白背景に天井バウンスが一番簡単

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続いてキャップなど小物の撮影例です。

先ほどと同様に斜めに影が落ちるようにライティングしました。

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白背景を引くだけでも商品写真のイメージがだいぶ変わるのがわかるのではないかと。

ただこの影の位置がやってみたけど難しいという人や、もっと簡単に挑戦したいという人向けにさらに簡単な例を。

天井バウンスに必要な機材はこれだけ

撮りたい商品の大きさに合わせてスタンドと背景紙、ストロボをご用意ください。

人物なども撮るのであれば安いのだとふにゃふにゃで万が一の時モデルさんが怪我するなど怖いのでマンフロットをおすすめします。

 好みですが人物の場合は2m幅の布より紙が綺麗に撮りやすく足の後などで汚れても切って使い捨てできるのでおすすめです。

基本設定とアパレル撮影の必要カット

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シンプルにカメラにストロボをつけて、ストロボを真上にむけただけで撮影。

レンズは標準ズームレンズ24-70mmの70mmを使用。

1/125 F8で絞って全体的にピントが来るように設定しました。

アパレルECサイトの撮影は、ユーザーが手にとってわからない分、商品を前後・左右・どうなっているかわかりやすく撮りお店で確かめなくてもオンライン上で安心して変えるというのが1つのポイント。

ズームの位置、商品の大きさ・撮る位置をできるだけ変えず前後左右や詳細写真を撮影しましょう。

この時UPするECサイトによっては写真の縦横や比率が異なりますので掲載先の写真サイズを事前に確認してから撮影しましょう。

 

アパレル商品撮影の2灯ライティング

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もっと本格的に撮りたい!っという人は

・ストロボ2灯(スタンド)
・ソフトボックスやアンブレラ
・背景セット
・ポールとテグス

こちらの機材を揃えることで本格的な撮影が行えます。

一灯づつライティングを決める

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別角度で見るとこんな感じで、メインの証明は斜め45度で当たるように設置しています。

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この状態で、まず一灯づつの明るさをテスト。

今回はLEDを使っておりメインは(2灯目をつけていない状態)1/125 f5.6 ISO800で設定しました。

このままだと背景が暗いので飛ばす(白背景を明るくする)ための2灯目を調整します。

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メインを消して2灯目だけをつけた状態です。

背景に当たるように真横よりもちょっとだけ奥の背景紙に当たるように設置してます。

最大出力でもLEDだとこんなもんか...っというところなんですが本来であれば商品撮影の基本はF8もしくはF11なので、ストロボの人はF8でお考えください。

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両方つけるとこんな感じ。

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スタンドにつけたペーパーポールにテグスをつけてハンガーをひっかけて浮いている感じを出します。

商品を置いている位置は、2灯目より手前です。

あと物足りないところ(ハイライト・シャドウ・白レベル・黒レベル)は撮影後ライトルームで一括処理してます。

 

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この状態で正面・裏・プリント部のアップをとっておけば最低限OKです。

起毛なのかパイル素材なのか生地感や首袖裾・リブをとっているとさらに丁寧です。

 

売れるのは着用写真!着用で撮るのが一番楽

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商品写真はモデル着用写真がユーザーがイメージを掴みやすい為一番よく売れます。

他ブランドとの差別化やモデルのイメージを着かせないために意図的に吊りや置きなど商品だけの写真をメイン画像にする場合もあります。

実際に着用も撮って置きも撮ってだとわかりやすいけど結構大変で時間もコストもかかるもの。

時間短縮化するなら、モデル着用時に

・前&後&ヨリ

もう少し丁寧に撮るなら

・左右
・ポイントのよりや首元&袖&リブなど

を撮影すると短縮化できます。

 

ビジュアルや広告と商品写真の違いを知って欲しい

通勤や普段使いもできるカメラバッグに見えないおしゃれなリュック off toco - ULTIMOFOTO

商品写真でも広告などのビジュアル、メイン写真と商品写真は目的が異なります。

上記の記事をみていただきたいのですが、アイキャッチなどは所有欲を掻き立てるためおしゃれ感を出して撮影。

実際に記事を読み進めると白背景の商品写真へと変わります。

ビジュアルでインパクトをつけることで認知や購買意欲を発生させて、気になってるユーザーが調べにきたところで商品写真は気になるポイントの詳細や商品がわかるように撮影します。

実際に気になるポイントが自分にとっていいものだ!役に立つ、これが欲しいと確信に変える説明的な解説写真が商品写真になります。

 この用途の違いを踏まえた上で撮影して欲しいのですが、他ジャンルのチーフカメラマンからも全部映えで撮影されていて困っているなんて話も聞きます。

使い分け大事。

 

ざっと書きましたが、自分で撮りたいので設置手伝って欲しいなどあればご相談ください。

今の時点でつるたまがざっとお話しできるのはこの内容です。

あとは今の流行を撮影する前にZOZOTOWNなどみて、どういうライティングや大きさが流行ってるのか、どうすれば売れるのかを考えて撮影してみてください。

もしアパレル関係で、自分の部屋やお店で撮影できるようにしたいなどあれば機材や設置など予算感や広さを聞けばお話しできるのでご相談ください。

たまに美容室でも相談には乗ってるので、他ジャンルでもOKです。

それでは、また。