
★★★★★ 4.8/5.0
「重いって聞いたんですけど、実際どうですか?」
カメラマンで撮影していると、カメラ好きなお客様からこの質問めちゃめちゃ聞かれました。
体感1.1kg。うん、確かに標準レンズとしては重い。
でも今、プロカメラマンとして年間数百件の撮影をこなしてて、はっきり言えます。
このレンズ(Model A058)を「重い」って感じてるなら、見る角度が違うのかなと。
TAMRON 35-150mm F/2-2.8 (A058)の基本スペック
スペック表とか見ても、正直よくわかんないんだよね...
わかる。でも、プロ目線で「ここだけ見とけばOK」ってポイント教えます!特に最短撮影距離が料理撮影できない理由に直結してる。
| 項目 | スペック | つるたまの評価 |
|---|---|---|
| 型番 | Model A058 | Sony E・Nikon Z両対応 |
| 焦点距離 | 35-150mm | ⭐️ これが神。35mmで空気感、150mmで本音 |
| 開放F値 | F2(35mm)〜F2.8(150mm) | 実質F2.8ズームとして使用 |
| 最短撮影距離 | 0.33m(広角側)〜0.85m(望遠側) | ⚠️ これが料理マクロに向かない理由 |
| 最大撮影倍率 | 1:5.8(広角側)、1:3.7(望遠側) | 寄りが足りない場面あり |
| 重量 | 1,165g (Sony E) / 1,155g (Nikon Z) | ⭐️ 70-200mmより400g軽い! |
| フィルター径 | φ82mm | 大口径。NDフィルター必須 |
| 全長×最大径 | 158.4mm × φ89.2mm | カメラバッグ選びに影響あり |
| AF駆動 | VXDリニアモーター | ⭐️ 動き物にも余裕で追従 |
| 希望小売価格 | 約200,000円(税込) | 2本買うより20万円安い |
「標準域まで撮れる望遠レンズ」なんです!
元・量販店販売員視点での解説
「標準ズームの24-70mm F/2.8って800gくらいですよね。これ300g重いじゃないですか」
わかる。標準レンズとして考えれば、その気持ちはわかるんです。
でもつるたまの頭の中では、全然違う計算が走ってます。
「70-200mm F/2.8って大体1.5kg。それと比べたら400gも軽い。しかも35mmから撮れる。あ!今取れないって思うシーンがなくなる望遠レンズなんです」
レンズ交換してる時間、マジでもったいない
実際の撮影現場を想像してみてください。
従来の2本持ち:
- 24-70mm(800g) + 70-200mm(1,500g) = 合計2.3kg
- レンズ交換の度に10〜30秒かかる
- 交換やサブ機に持ち替えている間のシャッターチャンスは逃してしまう
- 価格:合計で40〜50万円
このレンズ(A058)なら:
- 35-150mm(1,100g) = 1.2kg軽い
- レンズ交換ゼロ
- すべての瞬間を逃さない
- 価格:約20万円(2本分より安い)
僕、このレンズ使い始めて2年経つんですけど、Webメディアの取材とか、ポートレート、商品撮影——建築以外の仕事の8割、これ1本で済んでます。
建築写真では使わないの?
建築の仕事では、14mmや12mmの超広角でパースを出す必要があるから使わない。でもそれ以外の「人や街、商品を撮る現場」では、ほぼこの一本で撮影できるので、他の選択肢が考えなくてもいいくらい便利です。「人を撮る」と「建物を撮る」は別ジャンル。このレンズは完全に「人」と思う人も多いですが、実は一本でほとんどのジャンルが取れるレンズなんです。
純正70-200mmと比べて、画質はどうなの?
TAMRONって純正より安いけど、画質とか落ちないの?
プロ目線で正直に言うと。解像感は純正とほぼ互角。ボケ味は若干純正が滑らかだけど、肌色のトーンや色の柔らかさ優しい写真はTAMRONが優勢で納品レベルで気になったことないです。むしろVXDモーターの速さと、35mm始まりの利便性でTAMRONが圧倒的に勝ってる。
実際の描写性能(プロ目線での評価)
| 項目 | TAMRON 35-150mm A058 | 純正 70-200mm F2.8 |
|---|---|---|
| 中央部の解像感 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
| 周辺部の解像感 | ⭐️⭐️⭐️⭐️ | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
| ボケ味の滑らかさ | ⭐️⭐️⭐️⭐️ | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
| 逆光耐性 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ | ⭐️⭐️⭐️⭐️ |
| AF速度(VXD) | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ | ⭐️⭐️⭐️⭐️ |
| 焦点距離の汎用性 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(35mm〜) | ⭐️⭐️⭐️(70mm〜) |
結論: 周辺光量落ちは広角側の35mmで若干あるけど、現像で簡単に補正できるレベル。仕事で納品してて「画質が理由でクレームきた」ことは一度もないです。
Webメディア取材って、マジで時間ないんですよ
相手の「最高の表情」って、1,2秒しか持たない

Webメディアの取材現場って、とにかく時間がない。
インタビュー30分、アイキャッチ用5分の中で、使えるカット5〜10枚撮る。これがプロの仕事。
ある日の経営者インタビューでの話:
85mmで表情やっぱり撮りたい。話しながら崩してると相手が急にアドリブだったりいい表情になることってあると思うんです。
その瞬間、「あ、この雰囲気でもう1パターン背景も入れて撮りたい!」って思ったんですよね。
もし70-200mmしか持ってなかったら?
「すみません、ちょっとレンズ替えるんで待ってもらっていいですか」
そのレンズ交換や持ち替えの5-10秒で、相手のテンションも元通り。一般の方の「最高の表情」って、モデルさんとは違いこの数分で出すのかなり難しく戻らないんです。
でも35-150mmなら、ズームリング回すだけ。0.5秒で35mmになる。

35mmで背景と一緒に撮って、相手がリラックスした瞬間に150mmで瞳に寄る。
自分が前後に動かないから、相手も緊張しないんですよ。ズームで寄っても、相手は気づかないうちに自然な表情してる。
USJで痛感した、このレンズの本当の価値

街どりでも使える例でUSJに遊びに行ったケースから。
35mmスタートなので、広く街どりもしやすいですし標準だけだと物足りないなと思うシーンや望遠じゃなきゃ気付かなかったシーンってあると思うのです。。
もし24-70mmだけだったら?
「いい感じだな...!」って思ってそのまま気づかず通り過ぎてしまう。
35-150mmなら試しに望遠で撮ってみよう、背景もっとぼかしたいって時にもレンズ付け替えなしで対応できたりもします。

レンズ一本で色々な使い方ができるようになった分、標準レンズだけの時は思考が狭まっていた感覚も解放できる。
それが、35-150mmのいいところなんです。
- 50mm始まりだったら、USJのネオン街の「雰囲気」が切り取られちゃう
- 35mmなら、建物も空も人も、その場の空気感ぜんぶ入る

この写真、ポートレート撮影のときのやつなんですけど。
木陰の明暗差があるところで、光が当たる位置と当たらない位置、瞬時に撮り比べられるんです。
こういうとき、レンズ付け替えてる時間マジでもったいない。
正直に言います。このレンズのダメなところ
プロとして、嘘つきたくないんで正直に言います。
料理撮影の「寄り」はムリです(最短撮影距離0.33m)
グルメ撮影の仕事、基本的にこのレンズ使いません。
最短撮影距離が広角側で0.33m、望遠側で0.85mなので、料理に「ググッと寄る」マクロ的な写真は撮れない。
APS-Cクロップ使っても限界ある。
じゃあ打ち上げの店では全部スマホで撮るの?
いや、ここまではこのレンズで撮る:
• 店の外観:35mm
• 店内の雰囲気:50mm
• テーブル全体:85mm
料理のアップだけスマホ、っていう手もあるよ。
f/2は、正直ほぼ使わない

意識的にf/2使ってみたんですけど、ちょっとズームするとf/2.8になるんで、実質f/2.8のズームレンズだと思った方がいいです。
ただ、この木漏れ日の丸ボケ、広角側f/2.8でも十分キレイですよね。
「高い」って思ってる人へ、元販売員からの話
20万円って、やっぱ高くない...?
元量販店の販売員視点でお話しすると
「24-70mm F/2.8と70-200mm F/2.8の2本買うと、合計で40〜50万円コースですよね。でもこれなら1本分(約20万円)で済むんですよ」
浮いたお金で、ボディやもう一本レンズも買えるし、良いストロボも買えます。しかも、レンズ交換で失う「時間」と「シャッターチャンス」を考えたら、正直安い。
🤔 サムヤンの35-150mmと迷っている方へ
最近、もっと安いSamyang製も出てるよね。あれとの違いって何?
いい質問。最近、もっと安価なSamyang製も出てるけど、僕はあえてタムロン(A058)を使い続けてる。理由はシンプルに「AFの食いつきと信頼性」です。
Webメディアの現場は一発勝負。ピントを外した言い訳はできないので、VXDモーターの速さを信頼して投資してる。あと、TAMRON Lens UtilityでAFのカスタマイズができるのも地味にデカい。フォーカスリミッターとか、現場でめちゃ使う。
プロの機材バッグの中身、見せます
実際、このレンズ1本でどのくらい荷物減るの?
めっちゃ減る。趣味撮影や撮影がない普段の持ち物リスト、こんな感じ:
• カメラ本体(α7RⅢ)
• TAMRON 35-150mm A058
• 予備バッテリー×2
• SDカード
• MacBookPro
これだけ。カメラバッグではなく通常の仕事用の用のバッグにこれが入ってます。以前は仕事じゃないと持ち歩かなかったし、仕事の時は、24-70mm、70-200mm、85mm単焦点を詰めてた。総重量約6kg → 約3kg。腰への負担が全然違う。
どんな人に合うの?
このレンズがおすすめなのはこんな人!
- 「子どもの運動会も、普段のスナップも、1本で撮りたい」
- 「旅行にレンズ2本持ってくの、もうキツい」
- 「70-200mm持ってるけど、もうちょっと広く撮りたいときある」
あと、「レンズ交換で決定的瞬間逃したことある人」には、マジで刺さると思います。
カメラバッグ開ける回数減るほど、いい写真増える

この写真、公園で動き回るモデル追いながら撮ったやつ。
SONY α7RⅢの顔認識 + TAMRONのVXDモーター(高速AF)の組み合わせで、動きへの追従めっちゃ正確。
焦点距離ワイドからアップまでいろいろ使っても、撮り逃した感覚なかったです。サクサクでした。
この記事を書いた人:つるたま
元大手カメラ量販店販売員。現在は建築写真からWebメディアのポートレートまで幅広くこなすフリーランスフォトグラファー。
数千人のお客様に機材を提案してきた経験と、プロカメラマンとして年間数百件の撮影をこなす現場経験を活かし、「現場主義の機材レビュー」を発信中。美味しいお店の食べ歩きがライフワーク。
実績:
- 元大手カメラ量販店販売員(数千人に機材提案)
- 現役プロカメラマン(年間数百件の撮影)
- 建築写真:最高月200件近くの不動産撮影経験
- Webメディア:500人超のポートレート取材
- ブログ「ULTIMOFOTO」運営
まとめ:1.1kg許容できる人だけが、解放される

35mmは対話の距離。150mmは本音の距離。
そのすべてを、一歩も動かずに、ズームリング回すだけで撮れる。
スペック表眺めても、シャッターチャンスは写りません。撮り逃さないこと——これがこのレンズ(Model A058)選ぶ最大の理由です。
プロとして、このレンズで年間数千枚の「お金もらう写真」撮ってます。
もしあなたが、カメラバッグの中でレンズガチャガチャ入れ替えるの、少しでもストレス感じてるなら。
もしあなたが、「あのとき広角あれば」「あのとき望遠あれば」って後悔したことあるなら。
その1.1kgは、きっとあなたにとって「軽すぎる投資」になるはずです。
📌 つるたまの結論
総合評価: ★★★★★ 4.8/5.0
✅ こんな人に最適:
- Webメディア取材・ポートレート撮影する人
- レンズ交換でシャッターチャンス逃したくない人
- 旅行・イベントで機動力優先したい人
- 2本持ちの重さと価格がキツい人
→ 迷う理由ないです。僕これで仕事してます。
❌ 向いてない人:
- 料理マクロ撮影メインの人(最短0.33m)
- 重さに一切妥協できない人
- 広角24mm〜が絶対必要な人
- ボケ味の滑らかさに超こだわる人
【マウント・型番について】
- 型番: Model A058
- Sony Eマウント用(TA35-150DI3VXDA058S)
- Nikon Zマウント用(TA35-150DI3VXDA058N)
自分のカメラに合う方を選んでくださいね。
💬 「もっと早く買えばよかった」使ってみると重さやズームリングの重さに買えられない写真がきっと撮れるはず。
モデル: 亀田 梨紗(@87risa)
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