本業の建築撮影でCANON EF16-35mm F4L ISを使っているつるたまです。
建築写真は1mmの違いで大きな違いがありまして、EF14mm F2.8LⅡなんかも以前使っておりました。
値段が高すぎて即買い候補からは外れていたのですが、CANON EF11-24mm F4L USMってどうなんだろうなと気になってはおりまして、キヤノンプロサービスにて借りてきたので早速テストがてら閉園間際の東京ディズニーシーで試してきたのでご紹介いたします。
CANON EF11-24mm F4L USM &他社超広角スペック表
2015年2月26日に登場したCANON EF11-24mm F4L USM。
それまでは単焦点の14mmがCANONの中の超広角で、NIKONでは同じ14mmでも14-24mmのズームレンズ。
それが故に、建築撮影を行なっているつるたまは何度かNIKONに鞍替えしようかなと検討しておりました。
現在発売されているキヤノン・ニコン・ソニー・そしてシグマのフルサイズ用超広角のスペックを並べてみると
・焦点距離はキヤノン11mm
・星などF2.8明るさ求めるならNIKON
・レンズのコンパクトさ&軽さはソニー
・価格はダントツでSIGMA
の特徴。
CANON EF11-24mm F4L USMを買うなら、二本シグマ買えてしまうし、重さや持ち運びならSONYでもいいなと、実際買うとなると悩ましいところですがこの中でもっとも安いSIGMAでも14万っということを考えるとなかなかですよね...。
実際にディズニーシーで夜景撮影レビュー
よくディズニーシーで撮影されるスポットを中心にCANON EF11-24mm F4L USMを使って撮影。
いつもと同じ場所で構えているはずが、もう全然距離感が違う。
広い、そして思っていたよりも遠い。
今までとは全く世界観が代わり、目の前で見えている景色と全く違う世界がファインダーを通して広がっていた。
誰もいない何のような景色を切り取れる。撮ってて楽しいレンズ
超広角の特徴になりますが、見た目以上に距離感が離れるため、そこに人がいても距離感が離れる分よほど目の前にいない限りは小さく写る。
混み合う中でもシャッターチャンスを狙えば、誰もいないかのような静けさを入れ込んだスナップ撮影が可能だ。
ケープ・コッドの二階建ての建築物や空間が程よくあい、撮影していてめちゃめちゃ楽しい。
表現に迫力を。その景色は見たことない世界に
11mmという超広角でできるだけ撮影。
3階建以上の建築物は見えない部分が出てきたりするが、その分レンズを振ることでパースの効いた迫力のある絵作りができる。
ファインダーを通すまで自分の肉眼では捉えられていない世界が広がり、建築以外にもジャンクションや道などを撮る楽しみも広がりそうだ。
手持ち撮影はシャッタースピード1/8くらいが目安
夜景の薄暗いディズニーシーでは、ISO3200 F4。
これ以上感度はあげたくないし、絞りも明るくできない。
いくつかシャッタースピードを調整しながら撮影してみましたが、シャッタースピード1/8くらいが一つの目安で、たまにぶれてるけど「1シーン3カット撮っていれば救われているかな。」くらいの感じでした。
今まで撮れなかった景色が広がる。情報量が詰め込めるEF11-24mm F4L
今まではもっとも超広角でも14mmで、撮りたくても入りきらないシーンがあった。
今回EF11-24mm F4Lを使うことで、これが撮りたかった!っという世界がしっかりと映り込み、幅広い景色を捉えられてその一枚の写真の中に今までいれられなかった情報をうまく詰め込むことができる。
逆に言えばハンドリングは情報量が多い分難しさもあるけれど、撮れた時の『これつ!!!!』っという爽快感はめちゃめちゃすっきりするのでぜひ試してほしい。
11mmと12mmと値段の差でどれ買うか悩む。
実際に、ディズニーシーについたのが21時前。
自分の記憶のある場所からここを撮ったらどんな景色になるだろうと、1周60分ちょっとで回ってみましたが、帰ってセレクトしてみたらこの写真好きだなっと思ったのが60カットあった。
ここ最近カメラ持っていてもほとんど撮らずに、写真も掲載せずに終わっていたいわゆるスランプだったのですが、このレンズ使ってみたらまるっきり変わったなと。
今まで知ってたはずの景色が、別世界のように写り撮りたかった写真が撮れるレンズなのです!
とは言え、使っていて広すぎる部分も感じて1mmなら狭くても値段の分妥協してもいいかなと、約35万円のキヤノンからソニーかシグマのどっちかにしようかと思いつつ悩んでおりますが、機会あればEF11-24mm F4L試してみると面白いですよ!
それでは、また!