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カメラの求人の探し方とか。これからカメラマンを目指す人に、伝えたいこと。

カメラマン 求人

今回はカメラマンをこれから目指す人に伝えたいことを。

カメラマンの募集はいくらでもあるけど、将来その仕事で食わないなら行かないほうがいい

このブログでも以前、ブライダルやスクールフォトやWebメディア、現在写真の需要は高まりカメラマンになるチャンスはあるので、そこでまずはカメラマンとしてステップアップする方法もあると紹介していました。

なんでもいいからカメラマンになった結果

今回このブログを書こうと思ったきっかけと一緒なのですが、経験のためと思っていざカメラマンになっても、ブライダルやスクールフォトから何を学びたいのか。

経験やその先が明確になっていない人の話をちらほら耳にします。

そうなると「カメラマンになれた!」がゴールになってしまい、そのさきに自分がどこにステップアップしたいのかが見失われ、いつしか消耗して鬱病になってしまった。

なんてケースがマジで珍しくなく耳にするので危険です。

スクールフォトのビジネスであれば、将来は独立して園の担当をいくつももつことで、生活は社会人より安定することが多いです。

ブライダルも安いと1,2万円ですが、式や披露宴だけでなく型や広告の方面にまでジャンルを伸ばしていけば、一件10万円も珍しくないのでちゃんと将来を見据えていくことが大切になります。

参考例になりますが、つるたまがブライダル撮影するときは5~8万円で、別途アルバムなど制作する場合は15万円~30万円くらいで行ってます。

SNSやWEBを上手く使えば個人で仕事を受けることもできちゃんと明確にその先どうしていきたいかが描ければ、生活に困るってことはなくなるんじゃないかなと。

 

好きなジャンルのカメラマンになるにはどうすればいいの?

多種多様に方法はありますが、みなさん多く困っているのが求人サイトのカメラマン募集しかみていないということ。

ぶっちゃけ、求人サイトにあるカメラマン募集って安いしそれだけ入れ替わりが多い会社ってこともあるので、その方法はあんまりオススメしません。

それではカメラマンの募集をどう探すのか?

それは、ファッションであれば好きなブランドの親会社のWEBにアクセスして求人を探したり、この人に学びたいというカメラマンがいるならばその人がどんな会社で働いていたり取引先があるのか調べる。

WEBメディアであれば、担当者や撮影者が誰なのか調べて覚えてくことがまず最初のステップです。 

繰り返していくうちに、カメラマンや企業、メディアの傾向などが掴めていくので、この傾向をつかんだら次のステップへ。

 

ポートフォリオを、その傾向で作るのです

これからカメラマンやりたいと相談受けた時に、これからどんな写真撮りたいのか?これからどの会社で働きたいのかを聞くようにしております。

どんな写真を撮りたいのかが、企業やメディア、そのカメラマンの傾向とマッチしていなければ、必然的に「うちで雇っても方向性違うしな」と不採用になる可能性は高いです。

また、ほぼ必ず今まで撮ってきたのはどんな写真か、履歴書や職歴よりも重視されます。

直接会う機会や面接であれば、必ずポートフォリオを例えば1冊40枚くらいでその傾向で作りましょう。(iPadにフォルダやアルバムでまとめるのもあり)

やる気はあります!でもポートフォリオはありません。だと全く話にもなりません。

少なくともInstaをみやすく整理したり、jimboとかでもいいからポートフォリオサイトを作っておけば、その場で見てもらうこともできますし、WEBやSNSで担当者とコンタクトした際にこの人良さそうと思われて連絡が来る可能性も広がります。 

まずここすらできてない人多いので、ちゃんとやるべし!

ワードプレスとかAdobeポートフォリオでしっかり作り込むと写真の見え方も他社と差別化してさらに印象良く見えるのでオススメです。

 

SNSでコンタクト取れるなら積極的にコミュニケーション大事

仕事を発注する側として、知っている人に頼みやすい傾向があります。

この人やメディア、気になる会社があればフォローして、リツイートや返信など積極的にコミュニケーションをしましょう。

繋がるきっかけがあれば自分を知ってもらうきっかけにもなりますし、その時にポートフォリオをみて今度仕事お願いしたいかもと発展するケースもあります。

知られなければ全く機会はないのでまず認知されることが大事です。

つながりや認知をきっかけに関係地を深めていって、仕事につながります。

一回聞いてダメだったから諦めるではなく、きっかけとして入って繋がり続ければチャンスは来ます。

でも、毎回仕事くださいっていうとただのめんどくさいやつなので日常会話とかそんなのでいいのです。

 

安いけど数振ります。知名度になります。はぶった切れ!

スタートアップによくある話。

経験や空いてる日を埋めたいと考えて、手を出してしまうケースあるある。

これに手を出すと薄利多売でガチで死にますし、知名度アップになることはないっす。

月にいくら稼がなきゃいけないのか逆算で計算し、例えば20万円なら20日働くなら1万円。

それでは日給1万円ならいいのか?

その仕事本当に日給一万円でしょうか....。

撮影のみに発生して、撮影後の現像やレタッチに対しての時間は加味されておらず結局現像やレタッチで2,3日かかったのに1万円しかもらえないのでは、一日約3000~5000円っていうブラックなお仕事本当に結構あります。

その仕事やるっていう前に、どこまで仕事に含まれているのかちゃんと聞きましょう。

撮影枚数が多く現像に時間がかかったり、レタッチが多い場合にはその時間も加味して価格交渉をするのが大切なんですが、そもそも安く振られている場合

「カメラマンなんていくらでもいるんだから君じゃなくてもいいんだけどどうするの?」

っと高圧的に出てくるクライアント本当にいます。

このセリフを聞いたら交渉するより先にやめたほうが早いので他探しましょう。

 

ストロボは覚えるんだ。ストロボ使えないカメラマンが増えてるからチャンスだぞ

ここ最近の傾向で、SNSで写真をアップしていくうちにカメラマンとしての仕事が増えていきカメラマンになったという人増えています。

コスプレ系であれば、大体の人がマスターしていますがそうではない場合ストロボ使えない人だらけです。

とはいえ仕事なんで、今日天気悪いから撮影なしっす!なんてことはありません。

スタジオでの商品や人物のライティング覚えるだけで、インタビュー取材や撮影の幅は広がるので絶対覚えておいた方がいいスキルです。

 

カメラは2台で撮って保険を作る

最近では珍しくなってきたカメラ2台で撮る姿勢。

これ何かと言うと、撮ったその場ではエラーしていなかったけど実際に家帰ったらメモリーカードごとエラーしてデータ吹っ飛んだ!ってケースへの対策です。

格安メモリーカードで昔はあったことで、今でもメモリーカードは消耗品。

1年ごとに買い換えたり、カメラのシャッター回数を超えて現場で撮れなくなった!ってことがないように、メンテナンスはしっかりしましょう。

1台で撮影していても、現場には必ずカメラ2台持っていっておくと安心ですし、充電したはずなのに放電しててバッテリーない!って時も最悪もう一台のカメラのバッテリー使えばいいので保険ができます。

カメラ一台で現場行っちゃダメよ、絶対。

 

 

1社に偏るべからず、3社くらいに増やしていこう

いつどこで、その事業や企画が終わるのかはわからない世の中です。

1社だけで週5で働いていると、仕事がなくなった時にめっちゃ路頭に迷います。

週2、3日くらいにしてうまく収支のバランスを割り振るのが理想的です。

むしろ一社だけなら社員を目指すべきだしなぜ社員になれないのかは聞いてみた方がいいかも。

 

浮き沈みがあるので、月の収入ではなく年ベースの平均で考えて行動するべし

フリーカメラマンの収入はジャンルによって季節や時期で変動します。

例えば100万円の月があればほんと10万円しかないなんてこと本当につるたまはあります。

他人からしたら「100万あるなら奢って!」みたいな感じだと思うのですがじゃあ、10万円しかない月生活費その人たちが出してくれるかと言えばそうでは全然ありません。

今月いつもより頑張ったってのは隠して、まず初年度はひたすらこの月やこの時期だとどのくらい仕事が入るのかを把握していきます。

2、3年するとデータもまとまり、だいたい月の平均が幾らかが割り出せるようになるので、勢いに乗ってカメラやレンズ機材を買って翌月ヒーヒー言わないようにするのです。

 

確定申告を白から青に。1万円の会計士さんはオススメ

ちょっと飛ばしますが、カメラマンになってからずっと確定申告が白って人も珍しくないです。

ここ最近の傾向としてカメラマンとしてスタートしていきなりフリーって人多いのですが、確定申告がよくわからずにそのまま白にしてるとだいぶ損します。

すっごく端折ってシンプルに伝えると還付金が少ないです。

還付金とはなんぞや?ってことはないと思うのですが、基本的に源泉徴収10.21%が引かれて支払われています。

収入-経費=所得によって住民税も決まります。

源泉徴収で持ってかれた10.21%が全て戻ってくるわけではありませんが、青色申告にした方が多く返ってきますし、多く払ったままの住民税もやすくなる可能性があるのです。

青色申告を行うには、青色申告を行う年の3月15日までに青色申告承認申請書の届け出が必要になりますが、会計ソフト freee などを契約しておけば帳簿の入力なども楽になりますし、月1万円で担当してもらえる会計士さんも紹介してもらえます。

合う合わないもあるので、何社か面接させていただいていい人に巡り会えたからこそなのですが、絶対会計士さん入れてる方がしっかり税金対策もできるので入っておきましょう。

 

最後に:やっぱり法人化しようか考え中

ざ〜っと、頭の中に思い浮かんだことを書いたので読みにくい部分もあるかと思いますが、これからカメラマンになりたいと相談を受けた時にその都度話していることでもあるので、今回まとめてみました。

そして、今までいろんな人から相談受けて何人かはそのままカメラマンとして仕事お願いするくらいになってきたのですが、自分もいつまでカメラマンができるかわからないし、いざ撮影ができない体になってしまった時のことを考えると怖いわけです。

そのために事業は撮影だけでなく広げてきまして、メリットデメリットの話もあるけども合同会社か株式かやっぱり法人化して、ただそのまま仕事お願いするだけでなく会社として受けられるシステムは作ろうかなと考え中です。

タイミングを見て会計士さんと相談してまた決めますが、これからカメラマンなりたい人で、つるたまの業務に合う人がいればもしかしたら。

も、あるかもしれません。それでは、また。