
「カメラマンになりたい」「もっといい条件で働きたい」と思っているあなた、時給1200円で満足していませんか?
つるたまの最初のカメラマンバイトは時給1200円からスタートしました。(写真プリント屋は当時最低時給の800円で掛け持ちしてました。)でも、20年くらい前の話で、正直に言います。
「今の時代なら、ロケットナウ配達員の方がいつ働くか時間自由で良くない?」
【時給3,000円超】ロケットナウ配達がUberより稼げる理由。レンズ代を副業+月10万円目指す - ULTIMOFOTO
20年間、写真専門学生時代アルバイト→出版社写真部→メーカー販売員、量販店→フリー建築写真&Webメディア&スポーツフォト&アパレルECサイトと渡り歩いてきたつるたまが、時給2000円まで上げた交渉術と、求人サイト8選の本音レビューをお届けします。
この記事では:
- 時給1200円の現実:月収シミュレーションと生活費のリアル
- 求人サイト8選:登録必須の理由と使い分け方
- 新着チェックを習慣化すべき理由:相場観と「地雷企業」を見抜く方法
- 時給交渉の実例:1200円→2000円にした具体的方法
- 業務委託の罠:社会保険、確定申告、国保の落とし穴
- バイトvs業務委託vs正社員:それぞれのメリット・デメリット
- 経営者の本音を逆手に取る心理戦:元販売員が教える交渉術
- 視覚と聴覚で採用を勝ち取るマルチモーダル面談術
カメラマンとして本気で稼ぎたい人、転職を考えている人、時給に納得できていない人は、ぜひ最後まで読んでください。
この記事は2019年4月26日に執筆した記事を2026年2月9日に2026年に合わせて内容を大幅にリライトしております。
時給1200円では生活できない──カメラマンバイトの厳しい現実
時給1200円の月収シミュレーション(2026年版)
「時給1200円なら、まあまあ稼げるんじゃない?」と思っているあなた。計算してみましょう。
| 時給 | 週20時間の場合 約2,3日 |
週30時間の場合 約4日 |
週40時間 (フルタイム) |
|
|---|---|---|---|---|
| 1,200円 | 9.6万/月 | 14.4万/月 | 19.2万/月 | |
| 1,500円 | 12万/月 | 18万/月 | 24万/月 | |
| 1,800円 | 14.4万/月 | 21.6万/月 | 28.8万/月 | |
| 2,000円 | 16万/月 | 24万/月 | 32万/月 |
時給1200円では東京で生活できない理由
時給1200円で週40時間働いても、月収は約19.2万円。家賃8万円の部屋に住んだら、残り11.2万円。
- 税&社会保険 3万円(およそ)
- 食費:3万円
- 光熱費:1万円
- 通信費:5,000円
- 交通費:5,000円
ざっくりですが残、約3万円
「でも、未経験だから時給1200円は仕方ないんじゃ…?」
「それが経営者の思う壺だよ。2026年現在、カメラマンバイトの平均時給は1285円〜1333円(バイトル調べ)。つまり1200円は『相場以下』なんだ。自分を安売りする必要はない。」
重要: 2026年現在、カメラマンバイトの相場は時給1,500円〜1,800円も多く、200円差でもフルタイムなら5万円近く差が出てきます。
今すぐ転職しなくても求人サイトに登録すべき3つの理由
「今すぐ転職するわけじゃないし…」と思っている人こそ、今すぐ求人サイトに登録してください。理由は3つあります。
理由1:相場観を把握できる
自分の時給や年収が「適正かどうか」は、相場を知らないと判断できません。
「私も最初は時給1200円が『2026年は普通』なのかなと思ってた。でもそれって配達員より稼げてないし、求人サイトを見て、『同じ業務内容で時給1500-1800円の求人がゴロゴロある』ことに気づいた。時給1800円にどうやったら上がるのか?それは交渉力とエビデンス」
理由2:どんな会社が募集しているか目星をつけられる
求人サイトを定期的にチェックすると、「よく募集している会社」が見えてきます。
よく募集している会社は、以下のどちらかです:
- 急成長している優良企業:事業拡大で人手が足りない
- 離職率が高いブラック企業:人が定着しない
「どうやって見分けるんですか?」
「3ヶ月以上連続で同じ求人が出ている会社は要注意。口コミサイト(転職会議、OpenWork)でチェックすると、離職理由が書いてあることが多い。逆に、『急募』『事業拡大につき』と書いてある会社は成長企業の可能性が高い。」
理由3:新着チェックを習慣化すると「地雷企業」を避けられる
求人サイトに登録すると、新着求人がメールで届きます。これを習慣化すると、地雷企業のパターンが見えてくるんです。
地雷企業の特徴:
- 半年くらいで再掲載される
- 時給・年収が明記されていない
- 「未経験歓迎」なのに「即戦力求む」と矛盾している
「求人サイトを3ヶ月チェックし続けると、『この会社、また募集してる…』ってのが見えてくる。そういう会社は面接に行く前に避けられる。時間の無駄を防げるよ。」
カメラマンの仕事が見つかる求人サイト9選【登録必須】
カメラマンの求人を探すなら、以下の8サイトにすべて登録してください。理由は、サイトによって掲載されている求人が違うからです。
重要: 「一つのサイトだけでいいや」と思っていると、好条件の求人を見逃します。全部登録して、新着通知をオンにしましょう。
1. Indeed(インディード)
世界最大級の求人検索エンジン。カメラマンバイト、正社員、業務委託まで幅広く掲載。
- メリット:求人数が圧倒的に多い。地方案件も豊富。応募がどのくらい集まっているかわかる「応募バロメーター」機能あり。
- デメリット:質の低い求人(時給1000円台)も混在。
- つるたまの使い方:まず全体像を把握するために使う。時給1500円以下は基本スルー。週に1回は新着チェック。
2. 求人ボックス
カカクコム運営の求人検索サイト。Indeedと似たUIで、初心者でも使いやすい。
- メリット:検索条件が細かく設定できる。東京都のカメラマンバイトの平均時給が1285円と表示されるので、相場がわかりやすい。
- デメリット:Indeedより先に出てる案件がある。
- つるたまの使い方:時給相場をチェックしたいときに使う。新着通知をオンにして、週1でチェック。
3. doda(デューダ)
正社員・契約社員志望なら必須。パーソルキャリア運営の大手転職サイト。
- メリット:パーソルが比較的正社員での優良企業が多い印象です!企業の詳細情報が充実。エージェントサポート付き。年収300万円〜500万円の正社員求人が多い。
- デメリット:バイト・業務委託は少なめ。
- つるたまの使い方:正社員を目指すときに使う。エージェント経由だと給与交渉もしやすい。まずは登録してエージェントと面談するのもいいかと。
4. タウンワーク
地域密着型の老舗求人サイト。撮影スタジオのバイト、ブライダルカメラマンの募集が多い。
- メリット:バイト時給系はタウンワークでのカメラマン募集案件多め。
- デメリット:時給が低め(1000円〜1200円台)も多いのでしっかり見極める。
- つるたまの使い方:実際に転職したい働きたい時に重点的にチェック!
5. パソナ
派遣・業務委託に特化。企業の撮影案件、イベントカメラマンの単発案件が豊富。
- メリット:単発案件(1日〜1週間)が多い。副業に最適。時給1800円〜2500円の案件も。派遣会社が間に入るので、営業交渉を任せられる。
- デメリット:長期安定案件は少ない。
- つるたまの使い方:業務委託や派遣でいい企業多い印象でつるたまも昔案件いただいたことあります。まずは登録して担当者と面談。どんな案件があるか聞いておく。
6. Green(グリーン)
IT・Web業界特化の転職サイト。スタートアップのインハウスカメラマン、ECサイトの商品撮影担当など。
- メリット:年収400万円〜600万円の正社員求人が多い。カジュアル面談から始められる。ベンチャー・スタートアップ志望なら必須。
- デメリット:未経験OKの求人は少ない。経験者向けでポートフォリオが必要。
- つるたまの使い方:IT・Web業界のインハウスカメラマンを目指すときに使う。「気になる」ボタンを押すだけで企業にアピールできる。週1でチェック。
7. Wantedly(ウォンテッドリー)
「共感採用」が特徴のビジネスSNS。ベンチャー企業のカメラマン募集、クリエイター職が多い。
- メリット:企業のビジョンに共感して応募できる。カジュアル面談が主流。企業の雰囲気がわかりやすい。
- デメリット:給与条件が明記されていない場合が多い。「やりがい搾取」のリスクもあるので注意。
- つるたまの使い方:給与交渉前提で使う。必ず面談時に時給・報酬を確認。「話を聞きに行く」だけでもOKな企業が多いので、まずは登録。
8. FiNDER
カメラマン専門の求人サイト。ウェディングフォトグラファー、広告カメラマン、キッズ&ファミリーフォトなど幅広いジャンル。
- メリット:カメラマンに特化しているので、条件検索がしやすい。未経験歓迎の求人も多い。ジャンル別に探せる。
- デメリット:求人数はIndeedより少ない。
- つるたまの使い方:「ウェディング」「スタジオ撮影」など、ジャンルが決まっているときに使う。新着通知をオンにして週1でチェック。
9. マスメディアン
広告・Web・マスコミ業界に特化した転職エージェント。クリエイティブ職の求人に強く、広告カメラマン、エディトリアルカメラマンの正社員求人が豊富。
- メリット:広告代理店、制作会社、出版社などクリエイティブ業界の正社員求人が充実。エージェントが給与交渉を代行してくれる。年収400万円〜600万円の求人が多い。
- デメリット:バイト・業務委託の求人は少ない。ある程度の実務経験が求められる。
- つるたまの使い方:広告業界、出版業界で正社員を目指すなら必須。エージェントとの面談で、自分の市場価値を知ることができる。エージェント経由だと非公開求人も紹介してもらえる。
つるたまのアドバイス: バイトで経験を積むならIndeed、求人ボックス、タウンワーク。業務委託で稼ぎたいならパソナ、FiNDER。正社員を目指すならdoda、Green、マスメディアン。でも、全部登録して新着チェックを習慣化するのが一番大事。
新着チェックを習慣化して「地雷企業」を見抜く方法
求人サイトに登録したら、新着通知をオンにして、週に1回は必ずチェックしてください。
なぜ新着チェックが重要なのか?
理由は3つあります:
- 相場観が身につく:「この業務内容で時給1500円は安い」「この条件なら応募しよう」と判断できるようになる。
- 地雷企業を避けられる:「この会社、また募集してる…」と気づけば、面接に行く前に避けられる。
- 好条件の求人を逃さない:人気の求人はすぐに埋まります。新着通知をオンにしておけば、応募できるチャンスが増える。
地雷企業を見抜くチェックリスト
以下の特徴がある求人は要注意です:
- ☑ 時給・年収が明記されていない
- ☑ 「アットホームな職場」「やりがい重視」など抽象的な言葉が多い
- ☑ 「未経験歓迎」なのに「即戦力求む」と矛盾している
- ☑ 同じ求人が3ヶ月以上連続で掲載されている
- ☑ 業務内容が「その他付随する業務」など曖昧
- ☑ 口コミサイト(転職会議、OpenWork)で評価が低い
「私も過去に『アットホームな職場です!』って書いてある会社に面接行ったら、社長がワンマンでめっちゃパワハラだった(笑)。それ以来、『アットホーム』って書いてある求人は避けてる。」
よく募集している会社の見極め方
よく募集している会社は、以下のどちらかです:
- 急成長している優良企業:事業拡大で人手が足りない。「急募」「事業拡大につき」などのキーワードがある。
- 離職率が高いブラック企業:人が定着しない。口コミサイトで「残業が多い」「パワハラがある」などの書き込みがある。
「口コミサイトって、どうやって見るんですか?」
「転職会議、OpenWork、ライトハウスあたりが有名。会社名で検索すれば、元社員の口コミが見られる。ただし、口コミは『辞めた人』が書くから、ネガティブな内容が多いのは当然。『同じような内容の口コミが複数ある』かどうかをチェックしよう。」
求人サイトに頼らない──カメラマンの仕事を見つける3つの方法
実は、求人サイトに載っている仕事は「安い」ことが多いです。なぜなら、求人サイトに掲載するコストがかかるため、企業は「安く雇いたい」という前提で募集をかけるから。
20年間カメラマンをやってきて、私が一番稼げた仕事は「求人サイトに載っていない仕事」でした。
方法1:好きなブランドの「採用ページ」を直接チェック
ファッション撮影をやりたいなら、好きなブランドの公式サイトにある「採用ページ」を直接見に行きましょう。
「でも、求人が出てないこともありますよね?」
「そういう時は、『お問い合わせ』から直接連絡する。『御社の写真が好きで、撮影に携わりたいです。現在募集はありますか?』って。これ、意外と返信が来る。求人サイトに出す前の『潜在的な採用ニーズ』を拾えることも。」
方法2:憧れのカメラマンの「所属先」を調べる
「この人みたいな写真を撮りたい」というカメラマンがいたら、その人がどこで働いているか(または働いていたか)を調べましょう。
- 公式サイトの「スタッフ紹介」ページ
- SNS(Instagram、X)のプロフィール
- クレジット表記(雑誌やWebメディアの撮影者名)
そこから芋づる式に、その会社の採用情報や取引先を調べることができます。
方法3:SNSで担当者と繋がる
気になる企業やメディアがあれば、SNSでフォローして積極的にコミュニケーションを取りましょう。
重要: ただし、「仕事ください」と毎回言うのはNG。日常会話や、その企業の投稿にコメントするなど、自然に繋がりを作ることが大事。
「私も建築撮影の仕事は、不動産会社の担当者とXで繋がったのがきっかけ。最初は『この物件の写真いいですね』ってリプライしただけ。そこから話がつながって『今度撮影お願いできますか?』っと未経験でもチャンスになり現在いろんな会社で撮影するようになりました。」
経営者の「安く使いたい本音」を逆手に取る心理戦
多くの求人に「未経験歓迎!若手にチャンスを!」という言葉がありますが、この甘い言葉の裏には言葉は悪いけれども「自腹機材で安く使い倒せる労働力」を求める経営者の計算が透けて見えます。
なぜ経営者は最低賃金を提示するのか?
答えは簡単。会社はあくまで利益で動いているから。もう一つは育成コスト
カメラマンは直接販売の数字を産むわけではなく「シャッターを切る人」。
数字は営業が販売したからだと考えてる人が多い。
だから、時給1200円でも「これで十分でしょ?」と思っている。
ここを切り崩し、自分がいかに成果や利益につながる即戦力なのか交渉が必要です。
育成しても、ステップにして辞めてしまうことも考慮されているから低いということもありますが、実際安く働き始めるとそう簡単には上がらないので結果働く側としてはステップにして羽ばたきますよね....!
視覚と聴覚で採用を勝ち取る「マルチモーダル面談術」
元量販店員として20,30万円のカメラやレンズを売ってきた私が、カメラマンの面談にも使っている「自分という商品を売る」セールス思考をご紹介します。
マルチモーダル知覚とは?
複数の感覚(視覚・聴覚)から情報を入れることで、記憶の定着率や信頼度が飛躍的に高まる現象のこと。
つまり、ポートフォリオ(視覚)だけでなく、言葉(聴覚)でも相手の脳に印象を残すことが重要なんです。
面談前の「リサーチ」が8割を決める
建築撮影なら「反響(問い合わせ)を増やす写真」を求めているのか、「正確な水平垂直のクオリティ」を求めているのか。
面談する企業のサイトを事前に検索し、相手が求めている写真のキーワードを先に出す「プライミング効果」を仕掛けましょう。
「私が建築撮影の面談で『御社のサイトを拝見して、"反響を増やす写真"というコンセプトに共感しました。私も月200件の物件撮影で、引っ越したいお客様がどのエリア、マンション部屋、共用設備に魅力されてどんな写真が一番刺さり"問い合わせが来るか"を意識して撮影してきました』って言ったら、その場で『ぜひお願いします』って。」
ハロー効果:一点突破で全体評価を上げる
ポートフォリオで圧倒的な一枚を見せることで、他の能力(コミュニケーション能力、レタッチ能力)も高いと判断してもらえる心理効果。
「じゃあ、ポートフォリオは何枚くらい用意すればいいですか?」
「20-40枚に厳選。多すぎると見てもらえない。その中で『これは絶対に負けない』という1枚を最初に持ってくる。あと、建築撮影なら『使い分け』を見せるのが効果的。例えば、『反響重視の広く見える超広角写真』と『クオリティ重視の正確な水平垂直写真』の2パターンを用意する。」
時給1200円→2000円に上げた交渉術【実例公開】
私が実際に使った時給交渉の3ステップをご紹介します。
ステップ1:実績を数字で示す
「〇〇件の撮影を担当し、クライアントから高評価をいただきました」ではなく、「100件の撮影を担当し、リピート率85%を達成しました」と具体的に伝えます。
「私の場合は、『建築写真月120-最多で200件、採用や著名人インタビュー撮影月15本イベント撮影5件を担当し、クライアントから『次もお願いしたい』と言われ継続案件いただいた率が85%でした』って伝えた。数字があると、具体化されていて印象や説得力全然違ってきます。」
ステップ2:市場相場を調べて提示する
「同じ業務内容で、他社では時給1800円〜2000円が相場です」と、客観的データを示します。
求人ボックスやIndeedで「カメラマン 東京 時給」と検索すれば、相場がわかります。2026年現在、東京都のカメラマンバイトの平均時給は1285円(求人ボックス調べ)。
ステップ3:交渉のタイミングは「契約更新前」
契約更新の1ヶ月前に交渉すると、企業側も「他に流れるくらいなら時給を上げよう」と考えます。
「実績がないと交渉できませんか?」
「最低3ヶ月は働いて実績を作るのと動画撮影スキルがあると時給2000円以上を他社で狙えたりもします。経営視点だと育成コストだけがかかってステップにされてしまうのは避けたいので、3ヶ月でも引き留めてもらえる場合も。」
業務委託契約の罠──契約前に必ずチェックすべき5項目
業務委託は「自由に働ける」と聞こえがいいですが、実は注意したい落とし穴が!
チェックリスト
- 報酬の支払いサイクル:月末締め翌月末払い?翌々月払い?
- 交通費・機材費の扱い:実費支給か、報酬に含まれるか?
- 損害賠償責任の範囲:機材破損時、誰が負担するか?
- 契約解除の条件:いつでも辞められるか?違約金は?
- 社会保険の扱い:自分で国保・国民年金に加入する必要がある
重要: 業務委託は「雇用契約」ではないため、労働基準法の保護を受けられません。残業代、有給休暇、雇用保険はすべて対象外です。
バイト vs 業務委託 vs 正社員──どれを選ぶべきか?
| 項目 | バイト | 業務委託 | 正社員 |
|---|---|---|---|
| 時給・報酬 | 1,200円〜1,800円 | 2,000円〜3,000円(交渉次第) | 月給20万円〜35万円 |
| 社会保険 | 週20時間超で加入義務 | 自分で国保・国民年金 | 会社が半額負担 |
| 有給休暇 | あり(6ヶ月後〜) | なし | あり(入社時〜) |
| 確定申告 | 年末調整(会社がやってくれる) | 自分でやる(青色申告推奨) | 年末調整(会社がやってくれる) |
| 自由度 | シフト制(やや自由) | 高い(案件ごとに選べる) | 低い(固定勤務) |
| スキルアップ | 限定的(同じ撮影の繰り返し) | 高い(多様な案件経験) | 中程度(社内案件中心) |
| 転職のしやすさ | 高い(1ヶ月前申告) | 高い(契約終了で離脱) | 低い(退職交渉が長引く) |
つるたまの結論:週5なら正社員、週3〜4ならバイトor業務委託
「私の結論は、週5で働くなら有給や祝日、夏冬の休暇がある分、正社員を目指した方がいいのではないかと思います。ただし、以下の条件に当てはまるなら、週5バイトもアリ。」
- 1〜2年で独立する予定:短期間だけ経験を積むなら、バイトで十分。
- 副業で別の収入源がある:週5バイト+副業で年収500万円超えるなら、正社員にこだわる必要なし。
- 会社の正社員登用制度がある:「バイト→正社員」のルートがあるなら、まずバイトで試してみるのもあり。
フリーで健康保険に入るのであれば文芸美術国民健康保険なら月額21160円〜
カメラマンとして仕事を取るには「ポートフォリオ」が必須
求人サイトに応募するだけでなく、自分から営業をかけるためには、ポートフォリオサイト(作品集)が必要です。
ポートフォリオに載せるべき写真の選び方
- 20-40枚に厳選:多すぎると見てもらえないので、多いのであればジャンルごとに整理
- 得意ジャンルを明確に:「何でも撮れます」よりも「料理撮影が得意です」とセールスポイントを強く特化してジャンルごとに確立。
- 事例で「使い分け」を見せる:建築撮影なら「反響重視の広角写真」と「クオリティ重視の正確な水平垂直写真」の2パターン。
- Before/Afterを見せる:「ライティング前→後」など、技術力を証明する。
「ポートフォリオって、どこで作ればいいですか?」
「無料ならAdobe PortfolioかWixがおすすめ。有料ならWordPressで独自ドメイン取って作るのが印象よく見えますが少しスキルが必要」
AdobeポートフォリオとLightroomCCでWEBフォトギャラリーが簡単に作れるよ! - ULTIMOFOTO
「安いけど数振ります」「知名度になります」はぶった切れ!
スタートアップによくある話。経験や空いてる日を埋めたいと考えて、手を出してしまうケースあるある。
「これに手を出すと薄利多売でガチで疲弊しますし、知名度アップになることはないっす。」
月にいくら稼がなきゃいけないのか逆算で計算
上記に書いた例えば20万円なら20日働くなら1万円。日給1万円ならいいのか?
その仕事本当に日給一万円でしょうか...。
撮影のみに発生して、撮影後の現像やレタッチに対しての時間は加味されておらず結局現像やレタッチで2,3日かかったのに1万円しかもらえないのでは、一日約3000~5000円っていう業務委託のお仕事本当に結構あります。
重要: その仕事やるっていう前に、どこまで仕事に含まれているのか、ちゃんと聞きましょう。
高圧的なクライアントは即切る
撮影枚数が多く現像に時間がかかったり、レタッチが多い場合にはその時間も加味して価格交渉をするのが大切なんですが、そもそも安く振られている場合...
「カメラマンなんていくらでもいるんだから、君じゃなくてもいいんだけど今後どうするの?」
っと高圧的に出てくるクライアント本当にいました。
「このセリフを聞いたら交渉するより先にやめたほうが早いので他探しましょう。私も過去に一度だけこれ言われて編集長から謝罪きたけど、即切った。その後、その会社は2年で潰れてた。」
ストロボは覚えるんだ。ストロボ使えないカメラマンが増えてるからチャンス
ここ最近の傾向で、SNSで写真をアップしていくうちにカメラマンとしての仕事が増えていきカメラマンになったという人増えています。
コスプレ系であれば、大体の人がマスターしていますがそうではない場合ストロボ使えない人かなり多い。
「とはいえ仕事なんで、今日天気悪いから撮影なしっす!なんてことはジャンルによりますがありません。」
スタジオでの商品や人物のライティング覚えるだけで、舞台系撮影やインタビュー取材など幅は広がるので絶対覚えておいた方がいいスキルです。
カメラは2台で撮って保険を作る
最近では珍しくなってきたカメラ2台で撮る姿勢。
これ何かと言うと、撮ったその場ではエラーしていなかったけど実際に家帰ったらメモリーカードごとエラーしてデータ吹っ飛んだ!ってケースへの対策です。
重要: 1台で撮影していても、現場には必ずカメラ2台持っていっておくと安心ですし、充電したはずなのに放電しててバッテリーない!って時も最悪もう一台のカメラのバッテリー使えばいいので保険ができます。カメラ一台で現場行った時に限って何かあるものなので、必ずサブは常備。
1社に偏るべからず、3社くらいに増やしていこう
いつどこで、その事業や企画が終わるのかはわからない世の中です。
1社だけで週5で働いていると、仕事がなくなった時にめっちゃ路頭に迷います。
「週2、3日くらいにしてうまく収支のバランスを割り振るのが理想的です。むしろ一社だけなら社員を目指すべきだし、なぜ社員になれないのかは聞いてみた方がいいかも。」
浮き沈みがあるので、月の収入ではなく年ベースの平均で考えて行動するべし
フリーカメラマンの収入はジャンルによって季節や時期で変動します。
例えば100万円の月があればほんと10万円しかないなんてこと本当につるたまはあります。
「100万あるなら奢って!って言われませんか?」
「めっちゃ言われる(笑)。でも、10万円しかない月生活費その人たちが出してくれるかと言えばそうでは全然ありません。今月いつもより頑張ったってのは隠して、まず初年度はひたすらこの月やこの時期だとどのくらい仕事が入るのかを把握していきます。」
2、3年するとデータもまとまり、だいたい月の平均が幾らかが割り出せるようになるので、勢いに乗ってカメラやレンズ機材を買って翌月ヒーヒー言わないようにするのです。
確定申告を白から青に。1万円の会計士さんはオススメ
ちょっと飛ばしますが、カメラマンになってからずっと確定申告が白って人も珍しくないです。
ここ最近の傾向としてカメラマンとしてスタートしていきなりフリーって人多いのですが、確定申告がよくわからずにそのまま白にしてるとだいぶ損します。
青色申告のメリット
すっごく端折ってシンプルに伝えると還付金が多いです。
還付金とはなんぞや?ってことはないと思うのですが、基本的に源泉徴収10.21%が引かれて支払われています。
収入-経費=所得によって住民税も決まります。
源泉徴収で持ってかれた10.21%が全て戻ってくるわけではありませんが、青色申告にした方が多く返ってきますし、多く払ったままの住民税もやすくなる可能性があるのです。
「青色申告を行うには、青色申告を行う年の3月15日までに青色申告承認申請書の届け出が必要になりますが、会計ソフト freee などを契約しておけば帳簿の入力なども楽になりますし、月1万円で担当してもらえる会計士さんも紹介してもらえます。」
合う合わないもあるので、何社か面接させていただいていい人に巡り会えたからこそなのですが、絶対会計士さん入れてる方がしっかり税金対策もできるので入っておきましょう。
まとめ:時給1200円から脱出し、理想のカメラマンキャリアを築く5ステップ
最後に、この記事の内容を5ステップでまとめます。
- 求人サイト8つ全部に登録する:Indeed、求人ボックス、doda、タウンワーク、パソナ、Green、Wantedly、FiNDER。新着通知をオンにして週1でチェック。
- 新着チェックを習慣化して相場観を身につける:地雷企業を見抜く。よく募集している会社をリスト化。
- ポートフォリオサイトを作る:ジャンルごと20-40枚に厳選。「使い分け」を見せる。
- 実績を作る:「〇〇件撮影してXXの経験が御社に貢献できる」と具体的に言えるようになる。
- 時給交渉をする:契約更新前に、市場相場を提示して交渉。派遣会社の手数料を交渉材料にする。
今日やること: まず、この記事で紹介した求人サイト8つに登録してください。全部で30分もあれば終わります。登録したら、新着通知をオンにして、週1で必ずチェックする習慣をつけましょう。
カメラマンとして本気で稼ぎたいなら、「時給1200円で満足しない」こと。
動画撮影スキル、Photoshopでのレタッチ技術、クライアントとのコミュニケーション力を磨けば、時給2000円以上は十分実現可能です。
カメラマンを『仕事』にするということは、シャッターを切ることじゃない。
自分という価値に、正当な値札をつけること。
1200円の値札を自分で剥がす勇気を、この記事が後押しできれば嬉しいです。
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