毎日500枚近く撮影してて、作業&納品に追われてたつるたまです。
ようやくひと段落しまして、Canon EOS5D MarkⅣはなにが進化したのか?2016年現在価格.comでは実売23万円代になってきた、Canon EOS5D MarkⅢとどっちがおすすめなのかを、これからフルサイズ購入したい人、EOS5D MarkⅣを買おうか検討している方向けにMarkⅣのポイントをご紹介していきたいと思います!
まずはCanon EOS5D MarkⅣとMarkⅢの簡単なスペック紹介
EOS 5D MarkⅣ | EOS 5D MarkⅢ | |
---|---|---|
撮像素子 | フルサイズ COMOSセンサー | |
有効画素数 | 約3040万画素 | 約2230万画素 |
映像エンジン | DIGIC6+ | DIGIC5+ |
記録媒体 | CFカード(タイプI準拠、UDMAモード7対応)、SD、SDHC、SDXCメモリーカード(UHS-I対応) | CFカード(タイプI準拠、UDMAモード7対応)、SD、SDHC、SDXCメモリーカード |
最大記録画素数 | 6720×4480(JPEG L/RAW) | 5760×3840(JPEG L/RAW) |
動画記録サイズ /フレームレート | 4K 29.97/25.00/24.00/23.98p FullHD 59.94/50.00/29.97/25.00/24.00/23.98p HD 119.9/100.0p |
FullHD 29.97/25.00/23.98p HD 59.94/50.00p SD 29.97/25.00p |
ライブビュー時のフォーカス | デュアルピクセル CMOS AF方式(顔+追尾優先AF、ライブ多点AF、ライブ1点AF)、手動ピント合わせ(約5倍/10倍拡大確認可能) | クイックモード(位相差検出方式)、ライブモード、顔優先ライブモード(コントラスト検出方式)、手動ピント合わせ(約5倍/10倍拡大確認可能) |
連続撮影速度 | 最高約7.0コマ | 最高約6.0コマ |
連続撮影可能枚数 | JPEGラージ/ファイン:約110枚(Card Full)、RAW:約17枚(約21枚)、RAW+JPEGラージ/ファイン:約13枚(約16枚) | JPEG(ラージ/ファイン):約65枚(約16270枚)、RAW:約13枚(約18枚)、RAW+JPEG(ラージ/ファイン):約7枚(約7枚) |
測光分割数 | 252 | 63 |
測距点 | 61点 | |
視野率 | 約100% | |
液晶モニター大きさ | ワイド3.2型/TFT式カラー液晶モニター | |
ドット数 | 約162万ドット | 約104万ドット |
無線LAN | 通信距離 約15m | × |
大きさ | 約150.7(幅)×116.4(高さ)×75.9(奥行)mm(CIPA準拠) | 約152(幅)×116.4(高さ)×76.4(奥行)mm |
質量 | 約800g(本体のみ) 約890g(バッテリー、CFカード、SDメモリーカードを含む) | 約860g(本体のみ)約950g(CIPAガイドラインによる) |
注目ポイントを赤字にて表記しましたが、簡易的な比較表だけでも進化しているのがわかります。
とはいえ、このスペック表だけで買いだ!っと踏み切れる方は最寄りの量販店か、カメラ販売店で即戦力になる可能性がありますので、バイトやお仕事お探し中の方はカメラメーカー販売員のお仕事を求人サイトや、店舗の採用情報をチェックしてみてください。
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あぁ。。脱線しましたが実売価格、15万ほどEOS5D MarkⅣとMarkⅢにはありますので、より詳細にわかりやすくご紹介していきます!
カメラ性能の肝になる映像エンジンDIGIC6+
映像エンジンとは人間でいう頭脳の部分。約3040万画素の大容量データを高速で処理したり、常用感度32000の達成にも貢献しているのが、映像エンジンDIGIC6+。高画素でも秒間最高約7.0コマで撮影や4K動画、デジタルレンズオプティマイザ、解析補正と飛躍的に進化を遂げたのはこの映像エンジンDIGIC6+があってこそ。
カメラ内でレンズの解像度を補正するデジタルレンズオプティマイザ
コマ収差や、サジタルハロ、非点収差、球面収差やローパスフィルターが画像に与える影響などレンズ光学補正で対応できない点を、厳密にRAWだけでなくJPGでも補正してくれる機能。
さらに!レンズオプティマイザとあわせて嬉しいのが、回析補正
レンズを絞り込んでいくときに気になるのが回析補正。絞り込んでいるのに滲んでしまうなど、デジタルカメラで撮影時に絞りを注意してf11までなどで撮影していた人も多いのでは。
この回析補正や色収差や周辺光量、歪曲収差の補正などの光学的な影響を、カメラ内で補正してくれるため、風景や商品の絞り込んでの撮影などの解像劣化を補正してくれるので期待したいところ!
誰がつかうの?っと思ってたけど深海の映像では大活躍な最高感度
拡張感度は102400。常用感度では32000とすごく上がってる常用感度。野球やサッカーのナイターでもISO2000くらいまでしか使わないし、この感度って上がって誰が喜ぶんだろう?っとずっと疑問だったのですが、深海や深夜などの野生動物や深海魚を撮影する場合、ライトを当てずに深海魚の光や野生動物の生態を撮れるのですごく重宝されているのかも。
実際には、今までの機種よりも感度上げてもあれが少なくなるので、32000まで使わなくても嬉しいポイントの一つなのです。
つるたま的注目ポイントはここ!61点高密度レクティクルAFⅡ
高解像度、高感度と「画質」だけでなく「撮りやすさ」が進化したEOS5D MarkⅣ。EOS-1D X MarkⅡにも搭載されている61点高密度レクティクルAFⅡを採用。最近プロでもEOS-1D X買わなくても5Dで十分に仕事できるレベルになり、プロでもEOS-1DXよりも5D持ってる人が増えていますしね。
測距点は61点とEOS 5D MarkⅢと変わらないのですが、全点F8測距対応で、測距エリアと測距輝度範囲が拡大。低輝度限界EV-3と測距輝度範囲が拡大し、今まで暗くてピントが合いにくかった夜間や舞台などの撮影シーンでもピントが合いやすくなります。
夜間時の夜景ポートレート時にピントが合いにくかったシーンや、舞台などスポットがついたり消えたりするライブシーン、さらにナイタースポーツなどこの61点高密度レクティクルAFⅡはかなり取りやすくなるので重宝するはず!
つるたまも、プロレスやブライダル、夜景ポートレートで重宝したいと思います。
被写体を追尾するEOS iTR AFの進化
CANONを使う理由がAFの速さ。今回EOS 5D MarkⅣはEOS iTR AFを採用。15万画素RGB+IR速攻センサーと色追尾のアルゴリズムを改良し、顔・色を見分け速度や方向の急変にも的確に対応。
「する(顔優先)」では、人物の顔情報を優先しながら、測距情報と被写体の色情報をもとに測距点を選択し追尾。ユニホームや服の色情報を拾ってもらえるとすごく撮影しやすいのでこの機能もまた注目したいところ。
人物の顔を適正な明るさに近づける。252分割評価測光
人間の視覚は瞬時に見たものの顔や色、明るさ、ピントを合わせることができますが、カメラはそうではありません。この人間の視覚の働きをカメラに応用するために生まれたのが、EOS iSA System。先ほどのEOS iTR AFは、動きやピントの役割を担い、明るさには測光・調光/被写体検出センサーに15万画素RGB+IR測光センサーが担う。
EOS iSA Systemがもたらす顔や色情報に加え、AF情報を加味して252分割測光センサーが総合的に標準露出を算出。「距離情報から被写体領域を検出」や「人物の顔を適正な明るさに近づける」「色がセンサー出力に与える影響を抑える」など、高度な測光が可能になります。
三脚や動画での撮影が楽になるライブビュー撮影
商品撮影や風景撮影時にライブビューでより精密にアップしてピントを合わせて撮影するシーンが今までありましたが、そんなシーンでも活躍してくれるのが進化したライブビュー撮影。
要点はAF速度が速くなったデュアルピクセルCMOS AF
AF動作時にもサーボAFに対応し、画面をタッチするだけでピントが合い撮影が可能。動画撮影時に重宝するだけでなく、構図を決めてから任意のところにクローズアップしたカーソルを動かしてマニュアルでピントを合わせる手間が減るのですごく助かる機能。
これが嫌で、三脚を使わずに手持ちで商品撮影していたのですが、これからは三脚での撮影増やしていけそうな予感。
ちなみに拡大倍率は15段階まで選択が可能になり、約1.5倍から約10倍まで拡大表示できるので、今まで以上にシビアにピントを合わせることも可能になっております。
画質と撮りやすさが進化したEOS 5D MarkⅣか、それともコスパのMarkⅢか
今まで撮りにくかったよりシビアな環境でも、撮りやすさが向上したEOS 5D MarkⅣ。モニタでもタッチでピントが合わせられ、入門からこの一台を長く使い倒すにも十分な一台となっておりますが、気になるのはやっぱりお値段。
MarkⅢと比べるとスタート時は約15万円くらいの開きがあります。
EOS 5D MarkⅢでも十分に仕事はできるし、急いで買い替える必要はないのでつるたまは即買いではないものの、解像度が高くなる点で半年以内には購入を検討中。
これからフルサイズ買いたいという方には、ボディだけ購入するならEOS 5D MarkⅢで十分に撮れるのでMarkⅢをおすすめですが、レンズと合わせて買いたい場合は今回新しく出るEF 24-105mm F4 IS Ⅱ USMが劇的に変わっているので、EOS 5D MarkⅣとEF 24-105mm F4 IS Ⅱ USMセットがおすすめになりますし、つるたまもここ狙いです。
長くなりすぎたので、EF-24-105mm F4 ISⅡ USMについてはまた次の記事に。
それでは、また!