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SONYに移行することを決めた。タムロン 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2レビュー

TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2

SONY α7Ⅱと前モデルTAMRON28-75mm F/2.8 Di III RXDを使ったときは、ミラーレス一眼で撮れるようにはなったけど、好みがわかれるところでつるたまはまだ、Canonの一眼レフEOS 5D Mark4のファインダーで見て撮るほうが撮りやすくて移行できずにいた。

35-150㎜ f2-2.8がSONY Eマウントで出ることから、サブ機でもう一回SONY買ってみようかなと思いα7RⅢを購入。

TAMRONさんから、「試しに28-75mmも使ってみませんか?」とお話しいただきお借りしたところこれがまさかの大当たり!

もうミラーレスだけで仕事できるぞ!と一眼レフからミラーレスへの完全移行を決意。

繁忙期で仕事以外でのブログ記事用の写真が撮れず、撮影事例が別サイトになりますが

今回は28-75mm F/2.8 Di III VXD G2のレビュー記事です。

まずは前モデルA036と新モデルA063のスペック比較

A063 A036
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 28-75mm F/2.8 Di III RXD
F2.8
15群17枚 12群15枚
0.18m (WIDE) / 0.38m (TELE) 0.19m (WIDE) / 0.39m (TELE)
φ67mm
117.6mm 117.8mm
540g 550g
9枚 (円形絞り)
リニアモーターフォーカス機構
VXD
ステッピングモーターユニット
RXD
BBAR-G2コーティング BBARコーティング
レンズユーティリティー
カスタマイズ可能
なし

ざっとスペックの文字だけ見ると、「え?」そんなに違うの?ってところだと思うのですが、スペックだけではわからない大きな進化がある。

リニアモーターVXDでシャッターチャンスが増えた

レンズ使用撮影例↑

つるたまの毎週のお仕事になっているのが週末のプロレス撮影。

α7Ⅱからα7RⅢにボディが変わっているということもあり、最初に使ってみて感じたのが、オートフォーカスのスピードの速さ。

前モデルA036では、ステッピングモーターRXDを使用しており、新モデルはリニアモーターVXDを採用。

リニアのVXDを使うことにより、変則的に動くプロレス撮影でもしっかりと瞬時に追従。

旧モデルであればこのタイミング間に合わなかったなというシーンでも、かなりピントくるので、シャッターチャンスがかなり増えた感じです。

α7RⅢの顔認識とあわせて考えると、もう自分でカーソルを移動して撮るより早くシャッターチャンスが確実に増えたことを実感。

仕事レベルでミラーレスはまだまだなんて思ってたけども、VXDほんとすごくて今まで撮れなかった「あ!」って思ったタイミングでもパッと撮れちゃうのですごく重宝してます。

35-150mm先に買ってSONYはサブ機の予定だったんですが、これは28-75mm F/2.8 Di III VXD G2先に買ってメイン機にするしかない。

レンズ構成をゼロから見直しズーム全域で描写性能を大幅に向上

「最近の写真めっちゃきれいになりましたね!」っとモデルさんから言われたほど、28-75mm F/2.8 Di III VXD G2はシャープに写ってまじできれい。

比較対象になってる機種はCanonEOS5DMark4にTAMRON SP24-70mm F2.8 G2なのでそこまで悪い組み合わせでもないのですがほんと歴然と違う。

例えばA063とA036を比較するのであれば、わかりやすくMTF曲線。

かんたんに例えると線が落ち込んだりぶれずにまっすぐコントラスト1に近く一直線になるほどいいと言われている。

A063のMTF曲線は28mmワイド側と75mmテレ側でほとんど落ち込んでいないというめちゃくちゃ優秀

使って写真撮ってみたらこの値段でこのパフォーマンス?!とびっくりするくらい綺麗になってて、ほんと実際に試してみてほしい。

カスタマイズ可能になったフォーカスセットボタン

レンズユーティリティーでのカスタマイズが可能になった28-75mm F/2.8 Di III VXD G2

一番の大きな違いはこのフォーカスボタンで

A-Bフォーカス: 被写体から被写体へスムーズにフォーカスを移動させる機能
フォーカスプリセット: 記録したピント位置へクリック一つでフォーカスを移動させる機能
AF/MF切り替え: フォーカスセットボタンを使って AF/MF を切り替えるための機能
フォーカス/絞りリング機能切り替え: フォーカスセットボタンを使って、フォーカスリングを絞りリングに切り替えて使用することが出来る機能
カメラボディ機能割り当て: お使いのカメラボディで予め割り当てた機能をフォーカスセットボタンで使うことのできる機能

レンズユーティリティーを使用することでこのボタンに上記4つのいずれかの機能を登録し使用することができる

質感がよくなって手になじむ!フィルター径は67mm

他マウントではすでに採用されていたタムロンの艶のあるブラック塗装。

対擦傷性が向上しキズが付きにくく指紋もつきにくくなった。

なにより10万するレンズの高級感が出ててうれしい。

レンズフィルター径は67㎜で、今まで他メーカーを見るとf2.8のレンズは77㎜が多く一回り小さいっというのが表れている。

細かいポイントですが、77mmよりも少し安く人気のフィルターが買えるっていうのも好ポイント。

Nisiブラックミスト買おうかどうしようか悩み中。

最短撮影距離が0.19mから0.18mに。その違いは?

撮り比べた写真があったので、TAMRON公式ページから引用。

もう一歩よれるって、マクロレンズじゃないからこそ大事だと思っていて、1cmの違いでも商品やアイテム撮影だと違うのが実感できるのではないかと!

実際に、テーマパークの季節メニューの撮影したところ、写真はまだ使われてないので載せられないのですが、マクロに付け替えなくてもブログ記事用とかなら全然撮れるなという感触。

ほんと便利な世の中になりましたね。。。。!

タムロン 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2は買い

このレンズが決め手で、一眼レフのCanon EOS5D Mark4からSONY α7シリーズへの移行を決意。

メーカー鞍替えって、やっぱり勇気がいるし諭吉も相当いる。

ぶっちゃけもうカメラ機材に予算そこまでかけなくても仕事の写真撮れるのですが、買い替えたほうが荷物も軽量化できるし、シャッターチャンスも増えて、写真が撮りやすくなる。

それだけメリットを出せるのも、レンズのAFがリニアVXDでシャッターチャンスが増えることやレンズ設計をゼロから見直して描写性能が大幅に向上。

そして、レンズ一本でも最短撮影距離0.18mでポイントやアイテムに寄った写真も撮りやすいというところにあると思うのです。

つるたまが久しぶりにべたぼれするくらいのレンズでおすすめなので、興味ある方は店頭やレンタルショップなどでぜひ試してみてください。

それでは、また。

追記:買いました

今ある在庫のみで、店頭はほぼ注文待ちで1〜2ヶ月と聞いて使いたい仕事もあるのでポチりました。

年内に欲しいと言う方は価格.comの在庫表示やYahooショッピングなどで見るとまだオンライン店舗用の在庫があるみたいなのでお早めに。